廃棄物の有害特性に応じた排出方法

(公社)全国産業廃棄物連合会「産業廃棄物処理受委託時の情報提供及び排出の基準」(平成 11 年 10 月)一部修正

爆発性を有するもの
 (爆発性とは、化学反応によりそれ自体が周囲に対して損害を引き起こすような温度、 圧力および速度でガスを発生することが可能なものをいう。)

爆発性を有する廃棄物を排出する場合には、
・分別排出の徹底
・他の廃棄物との混合処理を避けるための考慮
・衝撃防止および静電気防止
・粉塵性のものについては、調湿等の粉塵防止
・少量単位に小分け

等の対策を施すこと。

《具体例》

排出物質名: 顔料、トナー類
排出にあたっての処置: 分別排出、加湿、飛散防止等

排出物質名:ピクリン酸等
排出にあたっての処置: 少量単位に小分け

排出物質名: 爆薬
排出にあたっての処置: 不活性物質による希釈、小分け

排出物質名: スプレー缶、カセットボンベ類
排出にあたっての処置: 分別単品排出

排出物質名: リチウム電池
排出にあたっての処置: 接触防止、雨水にかからなような密閉処置

なお、このほかトリニトロベンゼンや危険物第5類に分類されるような物質を含有する廃棄物や、微細粉塵発生の恐れのある廃棄物が該当する。

続きは次回です。

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