ミニチュアダックスの実家犬

アイちゃん




病院に連れてった結果

私の印象とは違い
かなり悪い状態であることが
血液検査の数値でわかりました。

あらゆる臓器が炎症を起こしてる。

年のせいもあるでしょうし、
小さい頃から
食べて喜ぶものは
なんでも食べたいだけ
食べさせてもらっていたというのも
ワンコの身体に良かったとは…

今は亡き飼い主は
人間のおかずも
欲しがればそのままあげてたし
アイスもケーキも
大好きだからと自分の食べているものを
直接舐めさせていました。

普通のドッグフードは
食べなくなってて
実家では主食は
犬用のおやつーレバーや紗、その他
何種類かのジャーキー的なおやつで、
常時大きなお皿に置いて
いつでも食べられるようになっていて

好きな物、好きな事を
好きなだけ。
幸せに暮らさせるという
兄夫婦の方針でした。

うちで引き取ってからは
そんなおやつ類を主食にしたんじゃ
お金がかかって仕方がないので
ごはんはドライフード、
ご褒美はおやつ、と
はっきり分け

そりゃお高いフードは
出してあげられなかったけど
ちゃんとドライフードが
主食になっていきました。

安いフードが
身体に良くなかったってことも
ありえなくもない?


また、アイちゃんは
人懐こくて、甘えん坊の性格。

でも、老犬になるまで
トイレ躾をされてなかったので
(8畳間全てがトイレ)

うちに来てからも
どうしてもトイレを覚えず、
仕方なく散歩時以外は
ケージ暮らしをさせざるを得ませんでした。

おもらしゼロのうちのパピヨンが
自由に人間に可愛がられてるのを
ケージの中から見てたとしたら

寂しさを感じていたかも。

そんな様々なストレスも
アイちゃんの身体を蝕んでしまったんでしょうか

アイちゃんは本来2週間くらいの入院が必要だけれど、もうこの状態では回復は望めないかもしれない、と言われたそうです。

アイちゃんの治療費を出すのは
もちろん飼い主のおばあちゃん。
「いくらくらいかかりますか?」
と聞きました。

2年ほど前には椎間板ヘルニアで
30万円以上かけて
手術もしました。

実家犬は保険に入ってないんです。

「1日1万円くらいですかね
    どうしますか?入院しますか?」

おばあちゃん、
どうしようどうしようというばかりで
一向に答えは出しません。
(でしょうね、何一つ自分で決めたことのない人です)

付いてったかぞ君も
「これはおばあちゃんが決めることだから
 オレが決めるわけにはいかないことだよ」
と、いっさい助け舟は出さず。

とうとうお医者様が提案してくれました。
「じゃあ2,3日入院して様子を見ますか?
 もしも改善が見られなければ
 お家に引き取ってもらって
 おうちで看取られては?」

結局その提案を受け入れることに
なったんだそうです。

内臓はボロボロで
改善の可能性は低そうですが
入院してずっと点滴を受けていれば
少しはアイちゃんは
楽なのかもしれない。

そんな気持ちで置いてきたようです。