いま気になってることは、事情により記事にできないある東南アジア料理店のこと | 奥河内から情報発信

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ご縁があって2021年1月から南・奥河内に住むことになりました。そこで外部から来た視点でこの地域の情報発信をしてみようと思います。歴史、風景、景色などの写真も多数載せます。

【富田林市】年内で宮町のシェアカフェで月2回営業していた東南アジア料理店が卒業。大阪市中央区で18年続いた店。

美具久留御魂神社や粟ヶ池ちかくにある宮町のナカリンは日替わりで名店が営業しているお店ですね。もちろん新たに入るお店があれば抜けるお店があり、この前は10月まで毎週火曜日に営業していたMAYUキッチンさんが卒業して藤沢台で自分のお店を持ったということもありました。

そのようなお店のの中に5月から月2回営業していたシェアカフェがありました。サワディシンチャオというお店は本格的な東南アジア料理店として営業をしていました。

さて、先日お店のメニューを拝見したところ、北タイ料理のゲーンハンレイを提供していました。これは北タイのチェンマイ地域の料理といいます。私もこれまで東南アジア地域には訪問する機会が複数回以上ありましたので、とても興味深く感じて料理をいただきました。

肝心の味わいですが、北タイ料理らしく猛烈な辛さが全面に口の中に広がりました。しかし驚いた事に、その辛さがすぐに収まりました。この辛さのメリハリの具合が本場そのものので、思わずチェンマイの市場にある大衆食堂でいただいた味を思い出したほどです。

ところで、喜志の宮町にここまで本格的なタイ料理を出すお店、それも北タイというマニアックな料理を出していて、タイとベトナムで「こんにちわ」を意味するふたつの言葉を合わせた意味を持つ本格的なアジア料理のお店がなぜ存在していたのでしょうか?

(画像提供:サワディシンチャオさん)

調べると、このお店は意外な事実が判明しました。なんと、以前は大阪市のそれも中央区の大坂メトロ御堂筋線の本町駅と心斎橋駅の中間近くの路地奥にてお店を続けていたというのです。ビルしか並んでいないオフィス街でお店をしていたとはビックリですね。

(画像提供:サワディシンチャオさん)

さらに店主さんは20年以上も毎年東南アジア各国で料理修行をしていたそうです。コロナ禍の時には自粛していたそうですが、それまではブルネイを含めて東南アジア10か国の首都に行った事があるため、中央区では東南アジア10か国料理を提供していたそうです。また今年の初めごろにはコロナ明けということで、久しぶりにベトナムに渡航してきたそうです。

(画像提供:サワディシンチャオさん)

それにしても私が不思議に感じたのは、なぜ大阪市内のへそのようなところで営業をしていたお店が移転してそれも南河内地域でシェアカフェをしていることがとても疑問になったのです。思わず店主さんにお伺いしました。するとその原因はやはりコロナ禍といいます。

コロナ禍で2020年末にお店を閉店したそうで、現在は引越しをして河内長野に住んでいるとの事、昨年にコロナ禍も落ち着いたところでお店の営業を復帰しようとしたものの、もう自力で店を持つのも大変だということで、シェアカフェを探していたら宮町のナカリンに出逢ったそうです。

(ミャンマーの市場)

では、なぜナカリンのシェアカフェを年内で止めることになったのかとお伺いしたところ最大の理由は「河内長野でのイベントで呼ばれることが増えた」ということのようです。河内長野市に住んでいる店主さんは、噂を駆けつけた方々に出店依頼が多く来たそうです。

具体的にはノバティながのの屋上イベントやキックスのグローバルカフェ、木戸西町のライオンガーデン、高向のカフェkikiなど、場所が多岐にわたったとのことに加え、堺への出店要請などもあって、もう手が回らなくなったそうです。

画像提供:サワディシンチャオさん 中崎町のイベントより)

 

さらに大阪市内のお客さんために中崎町の出店も定期的に行っていることも背景にあるようでした。またクリスマスイブの日には大阪府立花の文化園にも出店が決まったそうで、7か月営業したナカリンカフェを続けるのが忙しいと判断。年内の閉店を決めたそうでwす。

(河内長野のシェアカフェライオンガーデン)

 

シェアカフェの営業が無くなることは誠に残念ですが、大阪市中央区で営業していた本格的な味について、2024年以降もイベントなどの出店で提供するそうなので、タイやベトナムに渡航経験のある方など本格的な東南アジア料理を味わいたい方はチェックしないといけませんね。

 

(画像提供:サワディシンチャオさん)

ちなみにナカリンでの最後の営業は、12月18日月曜日です。当日はシンガポールも含めたマレーシア半島にあるプラナカンのニョニャ料理を提供するとのこと。南河内はもちろん、大阪市内でもなかなか味わえない料理なので、これはまたとない機会ですね。

とういうことで、宮町で7か月続いたサワディシンチャオさんを取り上げました。大阪市内で長く続けていたお店が南河内地域に移転したことも驚きですが、7か月シェアカフェがあったのも驚きながらも事実。とはいえ最後の機会です。時間が許せば宮町のナカリンを訪問してみてはいかがでしょう。

サワディシンチャオ(ナカリン内)

住所:大阪府富田林市宮町2丁目1-6

TEL:090-8983-7294
アクセス:近鉄喜志駅から徒歩10分

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