今日はオリンピック前最後のオフ

何をしようか
オリンピックに向けて有意義な日にしよう

そこで思いついたのが
『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』

映画でした!


前々回の合宿から気になっていた
ノンフィクションのお話です。


長野オリンピックのジャンプ団体
有名なシーンは原田さんの「舟木〜」
ですよね!

悲願の金メダル
その背景には想像以上にたくさんの人の想いや葛藤が溢れていました。


結果を出せた選手はもちろん
出せなかった選手や選考から外れた選手
テストジャンパーやスタッフ

誰一人として同じストーリーはなく
1つ1つがドラマになる。




私が一番グッときたシーンは
聴覚障害のある山田裕貴さん演じる高橋竜二さんが「西方さん、僕にも聞こえました。」
観客やテストジャンパーの歓声が聞こえた場面でした。

西方さんがリレハンメルオリンピックのことをテストジャンパーたちに話した時、
「あまり覚えていないけど、歓声が湧いてそれが身体に伝わってきた。
それは覚えている。」と。


その時に

「あーこの歓声は聞こえないんだ。」


無観客に決まり
会場で試合をしながらサポーターの皆さんと一緒に闘っているというその実感を感じることがないんだなと思ったら涙が止まりませんでした。


実際2017年の世界選手権優勝した時も
勝った瞬間、その実感が湧いたのは
コーチが喜んでいる姿を見て、歓声を聞いて
「あ!勝った!終わったんだ。」と理解した経験があります。




ジャンプを飛ぶ怖さは経験ある。でも怖さより飛びたいと思う気持ちが勝った時
それが、飛ぶ恐怖に打ち勝ったときだと。

西方さんの場合それが自分のためではなく誰かのために飛びたいと思った時だったそうです。


今や自分の夢、
目標が自分だけのものではない

たくさんの人が期待をして
私の活躍を自分のことのように楽しみにし
一緒に闘ってくれる人がいる


そんな人たちがいるから
延期になってからの1年頑張ってこれた。

特にここ約2ヶ月はとてつもなく苦しく、もがき、いろいろな葛藤がありました。


開催されるのか、
開催されても国民の皆さんに応援してもらえるのか、受け入れていただけるのか。


日の丸を背負って戦うということ、
日本の代表であることは
国民の皆さんに支えられて、
応援されているということ。


まだコロナが落ち着いていない中での開催なので全国民の皆さんから理解を得られないのは事実です。


しかしここ最近
オリンピックを楽しみに待ってくれている人
オリンピックの観戦を1つのモチベーションとして頑張っている人が思っていたよりも多いことを知り驚きました。


直接は聞こえないけれど
日本中で盛り上がり、歓喜が湧いてくれたら、
そのきっかけになれたら光栄に思う。



ヒノマルソウルを見て
観客の皆さんが歓喜に湧くシーン
その声援が今でも耳に残っています。


一緒に闘ってきた仲間、ファンの皆さんが
きっとこの映画の中の観客みたいに
私のプレーに一喜一憂してくれていると想像したら鳥肌が立ちました。

そしてより一層1球を大切に
想いを込めてプレーをしたい!
そう思えました!!!


人それぞれ生き様がありそれが道となり
その人が生きた証になる。

結果が全てではないし正解もない

ただただ
私は今私を応援してくださる
私を信じてくださる人たちのために
全力でプレーをしたい一心です!!!!

少しでも長くコートに立ち
少しでもたかいところへ行くには
簡単ではないけれど
信じた先にしかひらけない

2年前に書いたブログ
バドミントン人生最大の方程式の答えは解けるのか永遠に解けずに終わるのか

答え合わせを見守っていただけると嬉しいです


最後に
この東京オリンピックが
アスリートだけではなく
国民の皆さんにとっても
世界中の人々にとっても
記憶に残る素晴らしい瞬間になることを願い
それに貢献出来るよう精進します!