2022年11月4日の午前中
法務局の職員の方が、自宅に来られました。
自宅で家族以外の第三者がいない状態で出産したため、
出生届を役所に提出しても、すぐには認められません。
法務局の方が実際に両親への聞き取りや出産現場を調査して、
認められることで、戸籍に登録されます。
つまり、赤ちゃんが生まれても、
それまでは、どこの戸籍にも属さず、日本国籍もない状態。
まあ、それで問題になることと言えば、
健康保険証ももらえないこと。
健康保険証がもらえるまでの間に病院でお世話になるようなことがあったらどうなるか・・・?
これは、まだあまり深くは検証していませんが、
また機会があれば報告したいと思います。
法務局の方の調査が必要というのは、我々からすると一つの手間となってしまうといえばそうですが、戸籍を認める立場からすると、当然といえば当然ですね。
本当に赤ちゃんが存在するのか?
本当にこの親の子なのか?
生まれた日時や場所は正しいか?
一般的には、出生届の右側の「出生証明書」は病院の医師や助産師さんが書きますが、我々の場合、私が書きましたので・・・・。
医師や助産師以外が記載する場合は、提出された出生証明書だけでは、このようなことを証明するには不十分という訳ですね。
確かに、不正ができてしまいますからね。
我々も、書物を読んだり1人目の出産で経験していたので、記録を残し証明する必要があることは十分承知していました。
ちなみに、出生届・出生証明書とともに、出産の経緯を記した「申述書」を母・父別々に作成し、写真とともに提出しなければなりません。
これは市役所から案内がありましたので、そのようにしています。
さて、約束の日時に管轄の松江法務局の出雲支局の担当の方が一人で来られました。
一人目の出産の時との違いは
・一人目のときにはお二人で来られましたが、今回は一人でした。
・コロナ対策の自立式のアクリル板を持参されていました。
・私道の狭い坂道を車で上るのが不安とのことで、下の市道の停めて歩いてこられました(笑)
何故今回はお一人なのか? 人手不足か? この案件は一人でも問題ないと判断されたのか? 聞いてみればよかった・・・。
担当の職員のかたはとても丁寧な方で、一人目のときもでしたが、穏やかにとういか淡々と、申述書に沿って聞かれたことに答えていきました。
ちなみに、妻と夫、別々に聞かれます。
「大丈夫であれば奥様からお聞きできますか?」
と言われましたが、授乳中だったので、私から先にお話しすることに。
私が1時間、その後、妻が30分くらいだったでしょうか。
申述書には、出産前後1日くらいのことを記載しましたが、口頭で聞かれたことは、こんなことでした。
・いつ妊娠に気が付いたか。
・妊婦検診では担当医の方は自宅で出産することを知っていたか。
・出産前日に妊婦検診を受診していたので、そのときどのようなやりとりがあったか。(私は直接聞いていないので、妻からの聞いたことを思い出しながら答えました)
・出産前後での人の動き(申述書に沿って再確認・間取り図も書いて、誰が、いつ、どの部屋にいたのかを詳しく説明しました。)
・出産前後で連絡を取った相手について(具体的な時間も聞かれたので、携帯の履歴を見てお答えしました)
また、証拠になるモノを見てもらいました(来訪される前に、準備してほしいという案内をいただいていたのでスムースでした)
・母子手帳
・へその緒
・両親の本人確認の免許証
これらは写真に撮られていました。
胎盤も冷凍庫に残っていましたが、へその緒を見れたので、胎盤はいいですとのことでした。
それから、当然、赤ちゃんも見られました。
こちらが、しばらくはあまり明るいところには出さす、人にも会わないようにしていると伝えていたので、ご配慮くださり、部屋越しにちらっとしか見られませんでした。
出産現場のお風呂場も見られました。
そんなこんなで、訪問調査は終わりました。
また連絡をいただけるはずなので、しばらく待ちます。
結果、ダメでした・・。なんてことはないでしょう。
おそらく、認めるための調査なので、確認不足があったらまた問い合わせされるのではと思います。
ちなみに、
出生届や申述書を役所に提出したのが10月13日、
法務局から最初に連絡をもらったのは確か10月20日で、その際、
「明日でも訪問できれば・・・」
と言われていたのですが、こちらの意向でさらに2週間後(出生から1か月以上経ってから)でお願いしてもらい、11月4日になりました。妻が、しばらくは明るくない部屋で過ごし、極力動かないようにしているため。
あくまでもこちらの意向で、それに合わせていただいたのですが、戸籍に乗るのも健康保険証を手にするのもその分遅れてしまうというのはあります。
それともう一つ。
今回は、妊婦検診で担当医の方も自宅で出産することを伝えていたので、
法務局の方が、その医師の方への聞き取り調査もされています。
医師への聞き取りをするための我々の「承諾書」が必要で、
実は、連絡をもらった翌日の10月21日にも、我々の書く承諾書のサインをもらいにわざわざ我が家まで来訪されています。なので2回も来ていただいていたんです。
出雲から片道1時間半、たいへんご足労をおかけしておりまして、誠にありがとうございます。