どうして僕は高校の勉強をしているんだろう、

なんで僕は毎日同じように予備校に行って帰るだけの変わり映えのない日々を送っているのだろう、

周りを見れば見るほど自分が惨めに思えてきて生活がしんどかったです。


そんなのは落ちたから、自分でこの道を選んだからって言われたらその通りで言い返す言葉もありません。しかし、周りを見れば楽しそうに大学生活を送っている人達、イキイキしてる人ばかりでGWなのにずーっと机に向かってる自分が惨めで仕方がなかったです。

しかし僕は浪人生。勉強が仕事ですから黙って勉強するのですが、


拭えない今年も落ちるのでは?という不安、


周りは出来ているのになんで僕は出来ないんだという焦り。


もう1ヶ月も経ってしまったけど僕は何が出来るようになったんだ。模試を受けても浪人生やからこれだけ出来て当たり前、出来ない方がやばいっていう周りの声。どれだけ頑張っても、良い成績が取れてもそれは当たり前。しかし出来なかったら努力が足りないと言われる。ただでさえメンタルが安定しない浪人生なのに何一つ"勉強"に対して楽しさ面白さを見出せません。成績一つで自分の存在理由が決められてしまう。

浪人生なんだからそのくらい我慢しろ、

というのは分かっており、だからこそ誰にも相談できずやり場のない気持ちがたまってしまうんですよね。親にも心配させたくないし、浪人友達にもやる気を削いでしまうのではと思い言えません。そうするとただただ自己肯定感だけが下がっていきます。浪人というのは恐ろしいですね。浪人生に対してそんなん当たり前と思われるのは本人にとってはそれがストレスになるので言わないでください泣


そして、どうしても集中できなかったので息抜きとして受験生の時から見に行きたかったスラムダンクの映画を見てきました。

序盤は気持ちが憂鬱で、映画を見てることにも罪悪感を感じていました。しかし後半になるにつれ映画に引き込まれ良い意味で浪人生であることを忘れていました。

そして最後のあるシーン、山王工業の監督の言った


『這い上がれ、「負けたことがある」というのが

いつか大きな財産になる』


というセリフで心に来るものがありました。今は受験に負けたことで浪人生となって苦しんでいるけれど、いつか思い返せば良い一年だったと思える日が来るのではないか。

そう思うことで気持ちが楽になりました。まだまだ浪人生活始まったばかりです。これからもっと辛い日々が待ち受けているでしょう。

しかしこの一年を乗り越えることで大きく成長できるのではないかと思っています。これからも頑張ります!浪人生、ともに頑張りましょう

引用元 漫画スラムダンク