地球から、月やスペースコロニー(人工小惑星)や火星が独立して自主政府による国家をつくってから、地球側と宇宙側に分かれて対立が長く続いていて、地球側内部でも、依然として小規模な衝突が続いていた・・・。しかし、まず、スペースコロニー側が地球側に降伏した後、火星側も首都が陥落して地球側に降伏、月側も地球側と停戦して友好関係を維持していた・・・。一方、政府軍と反乱軍の衝突が続く火星側では、火星側の反乱軍の拠点になっている、ある地方都市と火星側首都による主導権争いのような火星側の内戦の中、火星側首都近郊にある地球側駐屯基地を巡る攻防戦が、その日の夜になっても続いていた・・・。一方、その最中、第二波の攻撃を終えた、火星周辺の火星側攻撃衛星が、さらにより外側の宇宙に、また、やや少し移動して待機していた・・・。通常、攻撃衛星には作戦地域が設けられ、そこから離れた地域での任務で使用する事は禁止されていた・・・。ただし、司令官の許可があれば実行出来るとされていたが、その司令官も、大統領や指導者などの命令なしでは、本格的な作戦は実行出来なかった・・・。