旦那が亡くなる数ヶ月前

家族四人でお出かけをした

まだコロナ禍で閉塞した世の中だった


遠出はできず近場へ出かけた

そこで10年後に届く手紙を書いた

旦那や子供は手紙に興味なくショボーン

一人で書いた。


長男は当時、高校受験を控えた

中3の15歳だった

高校生活はどうだったのか

どんな仕事してるのか


次男は当時中1の13歳

大人になってもゲームばっかり

してるんか?

というような事を書いた気がする…


旦那には

父ちゃんは相変わらず部屋にこもってパソコン触ってるだろうな

って書いた


この日が家族での最後のお出かけだった


この日が父ちゃんとの最後のツーショット写真だった


四人で写ってる写真も最後だった


この手紙が届くまであと8年

手紙なんか書くんじゃなかった

手紙書いた5ヶ月後に

いなくなるなんて思いもしなかった


手紙の事をふと思い出しては苦しくなり

出かけたその時の事を思い出し

そして亡くなった顔を思い出す


時間は過ぎて時は流れる

でも私はその時に引き戻されて

苦しみ悲しむ


そんな毎日を過ごさなくてはいけない

辛すぎる

 

 


 


家で使っているものです