マグライトその5
どーも田舎侍です。
警察署についたら入り口前で、チンピラみたいな人が警官に囲まれて口論してました。
2階の部屋に行き、、TVで見る取調室みたいな所へ通されました
ところが、先客が使用中の為
掃除機の置いてある物置
に案内されました
程なく、係長さんがノートパソコンを持って来て
「じゃあ今晩あった事を書くから、今から幾つか伺いますので」
「早く終わるというから付いてきたんです」
「できるだけ早く終わらせてください」
氏名、住所、年齢、本籍・・・・ここまでは免許にあるとおりに答えます。
そして・・・仕事、勤務先の住所、TEL・・・・??
「なんでそんな事が必要なんですか?」
「ん~決まりなんですよ」
はめられた!!!!
と直感しました。
これは反省文じゃねぇ・・・供述書だ・・・
警察署まで付いてきてしまった今、もう逃げられません。
しかし、納得もできない上に頭に来ました。
揉めようか一瞬迷いましたが、この時仕事帰りでスーツ姿のまま。
その上社章まで付けたままです。
しかも、タイミングの悪いことに2月前に世話になっていた上司が濡れ衣による逮捕で
懲戒免職にあっていたばかり。
悪い想像しかでてきません・・・
拙者は腹を括り、とりあえず早く帰ることを目標にしました
「・・・・です」
「はい。で、なんでマグライト持ってたの?」
「・・・・だから、暗いところを照らす時につかうんで。さっき言いましたよね?」
「でも、少しはいざという時に自衛のためって意味もあったんじゃないの?」
「ないです」
「しかし、あなたは殴り方も知っていたでしょ?」
「???・・・・それはあなたが実演したことでしょう。知りませんでしたよ」
さっきまでのやり取りも憶えてないのか、この警官は?
「でも、もしも暴漢に襲われそうな時には使おうって気持ちが1%はあったんじゃないですか?自分でも気づかない心理が働いていたかも知れませんよね?」
・・・・自分で気づかない心理をどう表現しろと!?
こいつの言ってることは無茶苦茶でさっぱり理解できない
とにかく警官は自衛の為に持っていたことにしたいらしい。
こちらは心底、工具としてしか認識していないという事を主張するが、
どう主張しようと全く受け入れようとしない。
「そう書いたほうがそちらにとって都合がいいならそれでいいです(怒)」
「それでは困るんですよ。あなたの証言の記録なんで」
「どう言おうが、そうしたんでしょ!?そう書いたらいいじゃないですか(怒)」
「・・・・わかりました。」
まったくかみ合わないまま調書作成はつづく・・・
マグライトその4
どーも、田舎侍です。
「署まで来ていただいた方が早いんですよね~。」
「ちょっと反省文を書いていただければ済みますので・・・」
供述書から反省文に変わったことに少し安心し
署まで同行することを了解した拙者は、この時
油断してました・・・
「じゃ行きますか」
すでに油断していた拙者は、後ろめたいことはないことを主張するため
「一人こちらに乗っていかれたらどうですか?」
と申し出て、隣に警官一人を乗せパトカーの後を着いていく事にしました。
車中にて隣の警官と少し話してみる。
「ライトでとがめられるなんて本当にびっくりしましたよ」
「最近は物騒なんでね~。未然に犯罪を防ぎたい一心なんですよ」
ふ~ん・・・検挙率を上げたいだけのいちゃもんみたいだったけどなー
警官も気を使ったのか
「やっぱりマニュアルはいいですよね」
「最近はパトカーもノークラになっちゃいましたからねー」
!?
一瞬ノークラって言葉がすぐにノークラッチ→オートマチックと変換されずに
なにを言ってるのか解らなかった。
教習所以来、耳にしていなかった言葉に
・・・いまどきでもそんな言い方するんだー、警官って
など思ったが、この警官が頭も白くなっている初老警官だからだろうか?
拙者の乗っていた車は、少々改造してあるスポーツクーペである。いわゆるドリ車、ドリフト向きの車である。マニュアルであるし、車高も低い。
「あぁ。最初はそれで声掛けられたのかと思いましたよ」
などと、他愛ないことを話しつつパトカーについて行く。
ここで少し余裕がでた拙者はちょっと厭味を言ってみた。
もちろん反応が見たかっただけだが。
「以前、当て逃げに逢ったときには全然動いてくれないのに」
「こんなことだけ熱心にするんですね~」
ちなみに、車両同士の当て逃げで警察が動いてくれることなんてまずない。
届出を受理するだけである。
経験済みです
それに、おそらくこの警官たちは交通課では無い様なので
それこそ管轄外、知ったことではないだろう事も承知済みだ。
「いや、・・・・・・・それは・・・交通課がきっちり動いてくれていると思いますよ・・・」
予想どうりの反応で、警官はしどろもどろだった。
そんな厭味を言ってる間に署に到着しました。
つづく
マグライトその3
どーも田舎侍です。
新キャラ登場です。後でわかったのですが、この方係長さんでした。
「いやー取締りに熱心なあまり、失礼な言い回しがあったようですいません」
「最近、このあたりも物騒になってきてるんでここはご協力いただけまんかね?」
んーこの警官なら話が通じるかも・・・
自分の主張をはっきりさせておこう。
任意捜査には協力する意思があること
本当にライトとしての目的でしか所有していないこと
マグライトの所有、携帯が違反となることを理解したのは今であること
それを犯罪者扱いするのは納得できないこと
「カクカクしかじかで、刃物やら麻薬を所持していたんならともかく」
「マグライト一つでなんでこんな扱いされにゃいかんのですか?」
そう主張すると、件の係長さんはマグライトを手に取り、
「これの本当の使い方知ってますか?」
「いや、暗いときに点けるもんでしょう?」
「本当の、いや本来の使い方はね、こうやって・・・」
マグライトを肩に担ぐ形で構えた係長は、拙者に向かってマグライトを振り下ろし
・・・ちょうど剣道でいう担ぎ面の要領です
振り下ろす仕草だけでしたが、面と向かって知らない人にされると
怖かったです
「相手を視界に納めて、殴るためにあるんですよ!!」
「ですから凶器として暴走族などが使うんです!」
なるほど。暴れん坊な方々ならそんなこともやりそうだ。
しかし拙者は暴走族でも暴力団でもないし、喧嘩など気が弱くてろくにしたことがない。
「おっしゃりたい事は解りました。でもそんな理由は納得できませんので出頭は拒否します」
「私は暴走族でも暴力団でもないですから」
すると、係長は困った顔でこうのたまった。
「署まで来ていただいた方が早いんですよね~。」
「ちょっと反省文を書いていただければ済みますので・・・」
ん・・・?供述書から反省文に変わったぞ・・・
それならまあ、多少の時間を割いても仕方ないかなと思い
「そういうことなら、行きましょう」
同行することにしましたが・・・しかし・・・
この後の対応は酷いもんでした。
警察不信の始まりです
つづく
