病室は4人部屋
みんな自分より15歳は年上それぞれにがんであることに間違いはなく頑張って生きている
だけど自分と違う事がひとつある
それは飲んだり食べたり出来ること
自分は水さえ飲むことが出来ない

砂漠で水が欲しいのと同じ
みんなと同じにお茶したい

みんなの食事の時間は自分は上手く自由が効かない変形している口の掃除をする
皆食事が終わればみんなが水道使うから

何も食べたり飲んだり出来ない口だけど
味覚 嗅覚けは一級品
ああ食べたいなと思うもそれは叶わず

人生において一番の楽しみ 食

せめて食事の前に皆に給仕されるお茶をゴックんとしたいものだ