タイガーマスク③　リアル覆面ワールドリーグ戦　タイガーマスクVSライオンマン

「ルパン三世」40年ぶりの実写化

『ルパン三世』の単行本の中でも一番最初に出たのが、
この1968年・1969年に発行された漫画アクションコミックス版
まさしく幻の一冊です。

ルパン三世 (1) (双葉文庫―名作シリーズ)

実を言うと、タイガーマスクも厳密に
言うと2回目の実写なのですが、1回目
の実写に関しては殆ど語られてないので
今回ちょっとだけ…

その映画の内容とは！

いよいよ覆面ワールドリーグ戦の決勝戦

タイガーは最大の敵を迎える

タイガーは語った
「最初から最も恐るべきはライオンマン
とにらんでいた」と

このライオンマンは怪力の持ち主で

コーラのはいったブリキの箱を
ベアーハッグでつぶしてしまう

しかも

20人が引っ張ってもビクともしない！

まさしく最大の敵

何と！この試合は実写映画化されていたのだ

（厳密に言うとVシネマなのですが）

真説タイガーマスク [DVD]

タイガーマスクを演じるのはプロレスラーの船木誠勝

プロレスをバカにするやつには容赦しない
（真剣勝負のプロレスを目指したのだ！）

対するライオンマンには木村浩一郎

柔道の徳田光輝、
空手・誠心会館の齋藤彰俊、
サブミッションの木村浩一郎
3名を「格闘三兄弟」と呼ばれた
事もあり、霊長類最強の男
ヒクソン・グレイシーと戦ったこともある

トレーナーには初代タイガーマスク
佐山聡がついてスタントなしの試合
を行った

しかし、舟木はかつて跳んだり跳ねたりする
プロレスを否定してパンクラスを創設した
のではなかったのか？

本当にタイガーマスクを、あの舟木が
演じるのであろうか？

その舟木タイガーがこれだ！

船木は（初代）タイガーマスクに憧れて
プロレスラーを志しており、憧れる気持ちは強い。
新日本時代には「自分が２代目タイガーマスクに
なりたい」と思った時があったほどで、
未だに虎のマスクを目の前にすると、直視できず
、動けなくなってしまうほどだという。

主人公は、スポーツライター役の哀川翔
（今回のタイガーマスクの映画にも出演して
いることから考えて、たぶん翔さんは
哀川翔かほぐし屋匠かと言うぐらい
タイガーが大好きなんだと思う）

プロレス協会の会長役がタイガー原作者の
梶原一騎の実弟　真樹日佐夫
（真樹先生の「ワル」好きでした）

初代タイガーの佐山聡はトレーナー役と挿入歌
「ハングリーアングリータイガー」を歌っている
(佐山さんの声ってホント良い声なんです）

何とも豪華なメンバーではないか！

しかし、試合以外のシーンが全く面白くない
面白くないと言うより、見ていて恥ずかしくなる
（その試合シーンも初代タイガーのキレキレの
動きを期待していたファンからは酷評を
うけてしまったのですが…逆に
初代タイガーは天才だった事を認識
できました）

しかもライオンマンがライオンに見えない

「これは、あの邦画ワースト１の記録を勝ち取った
デビルマンに匹敵するかも？」と思っていたら

何と！監督は那須博之さん

デビルマン [DVD]

本当にデビルマンの監督だった！

（これには腰が抜けるほどビックリした）

しかも、那須監督の遺作になったのが
この「真説　タイガーマスク」だった

見ていて、こちらが恥ずかしくなるこの感覚
ある意味、この人は天才かもしれない
感動する、興奮するなど見る人の感情を
動かせる作品は滅多にないが

見る人を恥ずかしくさせる映画を作れる
監督は今までいなかったし、これからも
いないかもしれない

さすが数々の邦画ワーストの映画賞を
受賞しただけはある

「まずいラーメン屋はつぶれるが、日本一
の激マズラーメン屋は伝説になり
語り継がれる事になる」
Amazonレビューより

話はタイガーマスクに戻りますが…

これだけ盛り上がった覆面ワールドリーグ戦

最大の敵ライオンマンがマンガやアニメ
共に印象がうすいのだ

それは、もっと強烈な覆面レスラーがそこに
登場したからである