プロレスマンガと言えば、色々あるのだが
これ以上ヒットした作品は、未だに存在し
ないのではないだろうか?
梶原一騎作 辻なおき画
「タイガーマスク」
アニメも大ヒットした
しかし、私は当時タイガーよりも
好きなプロレスマンガがあったのだ
それは
タイガーを生んだ梶原先生と辻先生
のコンビが同時期に別の雑誌に
描いたマンガだった
この頃、私は「少年キング」の大ファンだった
「怪物くん」「猫目小僧」「秘密探偵JA]
この3本柱に、大型新連載が加わった
その名も
「ジャイアント台風」
(ジャイアント タイフーン)
主人公は、実在の人物 馬場正平
人は彼の事をこう呼ぶ
「ジャイアント馬場」
(KIKKOさんは、彼の事をこう呼ぶ
「馬場先生」と!)
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同級生たちは、アニメに影響されて
にわかプロレスファンになった
のもいたが…
こちらは、物心ついた時から
毎週土曜の夜8時は
親父と二人でプロレス観戦を
続けてきたのである
歴史がちがうのだ!
(だから、どうしたと言われても困るだが)
しょせんタイガーは、いくら強くても
架空のヒーロー
ところが、馬場さんは実在のヒーロー
しかも私が思っている以上に
凄い人だったのだ
プロ野球の投手からプロレス入り
した馬場に待ち受けていた
力道山の特訓がすごかった
初日にパンツ一丁にさせられて
トイレに連れて行かれる
(もしかして、男同士で…危うし馬場)
手足に重たいバーベルを括りつけられて
「動いてみろ」と力道山
「ムリです」と答える馬場
「はたして、そうかな」と力道山
(悪魔のような微笑を浮かべる)
そこに
ハチの巣を投げいれてトイレの戸
を閉めてしまったのだ
馬場は必死になってトイレから
脱出に成功
そこで待っていたのが力道山
「今この瞬間から日本プロレスの
一員になった」と馬場を祝福
さすがに「いくらなんでも、ここまでは…」
と私が思った瞬間に、梶原先生の解説が入る
すべて実話…事実の凄まじさには
なまじの作り話などいらない
しかも、この後に
道場には、馬場の汗で水たまりが出来た
とリアルな話が登場する
(これは馬場さん本人も認めた事実)
毎日ヒンズースクワット(足の屈伸運動)
3000回(時間にして2時間半)が準備運動
しかし、最初のハチの話は馬場さん本人
も知らなかったそうだ
(本人なのに)
梶原先生は現実の話に空想を入れて
ドキュメンタリな作品を作り上げる
手法を生み出していく
この手法が後に名作
「空手バカ一代」を生み出し
小さな町道場の一つだった
「大山道場」を「極真空手」と
世界規模の組織に変えてしまうのだった
とにかく、私が毎週土曜日に見ていた
ジャイアント馬場が、急にスーパー
ヒーローとして輝いたのは間違い
なかった
今回、われら探検隊は馬場さんの
凄さを、かっこよさを後世に伝え
るために立ち上がったのだ
次回は「これが地獄の特訓だー」
人間の限界に挑む馬場さんの
笑いなくしては…もとい
涙なくしては語れない秘話を
特集します
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間違いなく、コアなプロレスファン
しか読まないし、笑えない作品
(逆に、真のプロレスファンなら・・・泣けます!)
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