廃園で殺される200頭の動物
を救うため全財産を投じた
父親と妻子の愛
6月8日(金)ロードショー
「幸せへのキセキ」
(まさか、この話が「愛と誠」に
つながるとは、私は思いもしなかった)
「愛と誠」
最初、梶原先生から次回作の
タイトルを聞いた担当は
「えっ!」

と、思ったそうだ
あまりにもアナクロなタイトルに
「いくらなんでも?」
と、思ったとの事
このタイトルは「ある手紙」から
生まれた

愛は平和ではない
愛は戦いである
武器のかわりが
誠実(まこと)であるだけで
それは地上における
もっともはげしい きびしい
みずからをすてて
かからなければならない
戦いであるー
我が子よ
このことを
覚えておきなさい
(ネール元インド首相の娘への手紙)
この手紙の一文は
インド独立運動に身を捧げ
故に何度も投獄され、通算
10年も獄中生活をした

ジャワハルラール・ネルー
元インド首相が獄中から
娘『インディラ』に送った手紙である
私にとって、ネルーと言えば…
戦争で象に食べさせる食料もなく
空襲で街にさまよい出したら
危険なので薬殺したという実話
をこのマンガで私は知った
「ぼくの動物園日記」 第7巻より

空襲で人を襲うかも知れない
猛獣は全部で27頭選ばれた
最初の毒殺が決まったのは
熊の「ドン」だった

「食べないでくれ ドン」
吉岡の願いもむなしく





上野動物園の人気トリオ
ゾウの「ジョン」「ワンリー」「トンキー」
の順番がやってきた

ところが!

ゾウたちはドクが入ってる事が
分ったのだ

ドク入りのエサを食べない
ゾウに下されたのは
「餓死」 させるという
あまりにも非常な決定だった
17日後、最初の1頭「ジョン」が死んだ
残りの二頭は

芸をしたらエサが貰えると思い
骨と皮だけになっても芸を続けた

昭和18年9月23日 27頭
最後のトンキーが餓死した
戦争が終わって、ゾウが
見たいと言う子供たちの
願いを託した手紙を読んだ
ネルーは「日本にゾウを贈ろう」
と決意した!
このゾウには『インディラ』
(ネルーの愛娘と同じ名前であり
インドの国の名そのもの)と名付けられ
1983年に死亡するまで上野動物園の
シンボルとして子供達に愛された。

(上野動物園でのインディラ象と
故ネルー首相と娘)
街のあちこちには焼跡が残り
人びとは食糧難に苦しんでいた
時代であったが、子供達にとっては
ゾウの『インディラ』は
大きな希望の光となり、
日本の復興のシンボルになった
「愛と誠」は…
あー!時間切れ
(タイトルだけでこんなに
かかるとは思いませんでした)
この続きは次週のブログにて
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