【499号】2016/9/12
『愛し合う若者同士が創造の力を通して経験する喜びこそ最も崇高な愛の表れであると考えている人は,長い結婚生活における献身や慰めをまだ経験したことのない人です。結婚した二人は,誘惑や誤解,金銭問題,家族の危機,病気などを乗り越えながら愛を深めていきます。そのようにして育てた成熟した愛は,新婚の夫婦には想像もできないような無上の喜びをもたらします。』
つまりね、エッチすることが最高の喜びであり恋愛の目的である、って思っている人は、本当の「愛」を知らないって言っているの。
『真の愛を育てるには,命の源である神聖な力を解き放って二人の愛を分かち合うことを,結婚するまで待たなければなりません。これは,結婚前の二人の関係が肉体的な欲求に支配されないようにするためです。』
だから、佐野くんも、はる香ちゃんも、相手のことをもっともっと、好きになっていいの。でもね、本当の愛は、必ず、今の自分の気持ちよりも、「相手の将来」を優先すること。だから、その場の感情に流されてしまってはダメ。お互いに望んでいるから、その先まで行っていいということにはならない。なぜなら、「愛」の先には、とっても神聖な「新しい命」があるからよ。
「命」、か。
俺は野川先生の言葉を聞きながら、今後、はる香を恥ずかしい思いにさせることは絶対にするまい、と誓った。
この日の野川先生の言葉は、思春期の俺らにとって少なからぬインパクトを残した。