色んな話を聞きます。この年まで生きていたらそりゃ色んな話が入ってきますね。


姑は息子を命より大事と育てて来たのだから、自分より若い、将来のある他人の女に取られたと思ったら嫉妬の鬼になるのも無理からぬ事かもしれません。諦めてもらわねばならないのではありますが。


しかし、自身が姑にこっぴどくやられ経験のある姑は、『やられたらやり返せ』になるのかもしれません。人間あまりに痛めつけられたら、人格ゆがんでしまうのかもしれませんしね。その点はわかる気もします。


姑がどんな人かによって、結婚生活は随分変わりますね・・・

姑が原因で離婚に至った夫婦も知ってますし・・



やっぱり夫ですね、ネックはね。

夫が、新しい家庭の主として妻を守らねばと考える人ならですが、母親の前では息子に戻るような人は本当に妻には憎しみの対象でしかなくなりますね。立つ瀬がないですよ。自分一人だけ他人なのですから。


そういう夫は妻の立場、立つ瀬がなくなってる事など気が付かないもののようです。



でもですね、私は少しばかり生きて来て、もう年齢的には嫁姑問題は通過した年です。(姑になって嫁とバトルしている年かも?(笑))



それで人間見てきて思うのは、


生まれた時から世話になった親、幼い頃から共に育った姉妹、

そういう長年の時間と一番濃い血縁の人達と、


出会って数年の他人と、


どっちを取るかといえば、言うまでもない事なんです。血には勝てんのよ。



だから大多数の男性は妻がどんな思いをしようと、母親の気持ちばかり心配するものかと思います。妻とは一心同体と思って、自分の一部と勝手に思ってるから心配しないんです。



まずそれを踏まえて、夫は他人、自分をかばってくれる人ではない、

夫の実家ではかばってくれる人はない中、自分に嫉妬を向ける人がいる、と、割り切って「職場」と思って、どこまでも他人行儀に、姑小姑は職場の難しい上司と思って臨むと、


心の傷も少なくて済むのではないかと思います。


家族とか身内とか思うから、扱いにショックを受けたりするのではないかと思います。


夫は自分の実家では妻をかばったりしませんよ。眼中になくなります。そういうものです。期待したらいかん、夫なのに、子供の父親なのにとか思ったらいかん、赤の他人です。夫の実家ではね。二人になったら夫や父親に戻るかもわかりませんが。


ひどい場合は、妻に文句を言ってくれと母親に頼むヤツもいたりしますよ。母親は待ってましたとばかりにマシンガンのように口撃してきます。


そんなもんです。





ただですね、妻にとって大変有り難い、男だな・・と尊敬するケースもあるようです。


私の父は、自分の身内より妻が大事と、親姉妹の前で母をかばい、身内をはねつけて噛み付くように怒っていました。

母は晩年、亡き父の話をする時、

「お父さんはかばってくれたから・・」

と時々言ってました。だから亡くなって27年、ずっと父を想ってお仏壇もお墓もそれは大事に掃除してお経も欠かさず唱えていました。

(私の夫は私より身内を取る人だから、死んだらどうするか今考え中です。🤪)



また、知人男性は、結婚する直前にお母さんに言ったそうです。

「これからは向こう(妻)を優先するようになるけど許せよ。仕方ないからな、結婚するんやから。あんたとあれがケンカしたら、俺はあっちに着くからな。許せよ。」


どうですか、男やないですか!よく言った、と思いました。

こういう事を言える男に育てたお母さんなら、感情はどうでもこの言葉はないがしろにはしない姑になるんじゃないかとは思いました。(しかし気の強いお母さんだったから、その後は知りませんが。🤭)



同級生のお母さんは、もう今から60年前に長男に嫁いだ人だから、今では考えられない、長男の嫁は苦労するのは当たり前の常識の時代でした。

しかし、結婚した時かその直前か、夫となるその人は、家族全員が揃った所で、新妻も居る所で、

「これ(妻)に何か言うなら私に言っていると思え。」

と、家族全員に言ったといいます。😍なんとすごい。


この人は長男として、それまで堂々と家族の中で、大家族を支えて暮らしていたらしく、家族は一目も二目も置いていたという事でした。だからこその重みのある言葉。


言うべきタイミングで言うべき事を言う、って、

出来るようでなかなか出来ない事だと思います。立派な人ですね。



こうした男らしい男性と結婚出来たら女は幸せですね。


母親の顔色ばかり見る夫、泣く妻をひたすら慰める夫、

いらんのよそんな人。


妻は姑に意見してほしいんです。母親の顔色見て良い顔して、泣く妻にはひたすらなぐさめ、


それが仲を取り持ってるつもりかもしれませんが、それは違うね。よく考えるべきですね。


でもこの頃は、

『じゃあどうすればいいのだ?』

と、どうすればいいのかわからない男性が多いみたいですね。自分がどうするべきなのか、どうしたいのか、言われないとわからない人、って、女は もういらんそんな人、になると思います。女はとことん切れたら戻りませんからね・・・


男は男らしく、妻は思う通りになる人形じゃない、心を持った生身の人間である事を知って、


妻は、夫は他人、とまず思う事じゃないかと思います。自分の身を守る為にはね。



そして世の男性諸氏、若い頃に妻をかばっておかないと、年を取った時後悔しますよ。年とってから

「若い頃に苦労をかけたから」

と旅行に連れて行っても手遅れですよ。妻は旅費を出してくれる財布にしか思いません。