「すみません」は、もともと自分の過失をわびるコトバです。
償いきれない、お詫びの心が尽くしきれない、済んでいないということを意味しています。
日本語には、自分の非礼をわびるコトバに、「ごめんなさい」「お許しください」というのがあります。
しかし、「すみません」ほど頻繁に使われていません。
もっぱら「すみません」を乱用しています。
お礼にいって「すみませんでした」などと言ってしまいますが、お礼のコトバであれば本来「ありがとう」です。
申し訳ないと思って言っているのでしょうが、お礼のコトバにはなりません
自分の過失をわびるコトバが感謝用語の代用語なってしまったわけですが、本来の意味からすると、敬意を表したことにはならないんです。
「どうも」というコトバも、いろいろな場面で使われています。
こういった都合のいいコトバをぼかし語というらしいですが、関西によくみられるんだそうですよ。
敬語であったコトバを、商業取引に取り入れたものなんだそうです。
ビジネスライクにならないので、人間関係がギクシャクせず、商売がうまくいくとか。
そう考えると、ぼかし語というものもあながち悪いものでもないのかもしれませんね