交差する二つの世界 第6話 | お好み焼きのsurvivalcraft日常

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バク(門番みたいな人に連れてこられたけどどこだろう…ここ)

バク(人がいるしここがどこか聞こう)

バク「あ、あの…すいません…」

???「ん?」

バク「こ、ここはどこですか?」

???「ここは私の戦艦ですよ。バクさん

バク「どうして俺の名を!?」

???「あなたのところの空間、いわゆる別空間にいる戦艦「テンボラリー」の艦長と知り合いでね、あなたのことは名前程度なら知っていますよ」

バク「艦長と?一体あんたは何者なんだ?」

???「そうですね…エニムとでも名乗っておきましょう」

バク「エニムか…なぜあんたは俺をここに?」

エニム「ちょっとばかり用事があるのですよ」

バク「用事?」

エニム「聞くところ、あなたは建築が好きなんですね?」

バク「あ、ああ。好きだが…それがどうした?」

エニム「あなたに建築してほしいものがあるんですよ」

バク「ふむ…で、こんな巨大な戦艦の持ち主は俺に何を建築してほしいんだ?城か?戦艦か?」

エニム「王国ですよ」

バク「」

エニム「どうしました?」

バク「ちょっとばかりの用事が王国建築?なんてこったい」

エニム「期限はないのでゆっくりと作ってほしいのですが…」

バク「別にいいが…艦長は知っているのか?」

エニム「ええ、知っています

バク「え?俺がここに来たのは偶然じゃ…」

エニム「いいえ。全て最初からシナリオ通りです」

バク「な…俺ははめられたのか…?」

エニム「そうです。意外と単純なんですね。あなた」

バク「くそぅ」

バク「…帰ったら艦長…覚えとけよ…

バク「ところでその王国ってのはどんなものなんだ?」


エニム「こんな感じです。まだ港町しか出来ていませんが…」

バク「結構本格的だな。腕がなるな」

エニム「やってくれるんですね」

バク「もちろん」

エニム「じゃあ、そうと決まれば早速移動ですね」

バク「まさか移動って…」



エニム「こいつです」

バク「だろうと思ったよ」



バク「こっちは準備OKだ」

エニム「私も途中経過観察ということで何度か行くこともありますのでご了承を」

バク「了解」

エニム「それでは、お気をつけて」

バク「ああ」


バク「それじゃあ、行ってくるか」




~第一部 完~

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