前回記事の続きになります。
娘が家からいなくなった日。
すぐに元妻に電話。
当然応答なし。
LINEで連絡。
既読つかず。
なんとか娘の元気な姿を見せてほしい、と再度LINE。
しばらくして『分かりました』とだけ返事が来て
写真が届いたのは10日後。
その写真は、コロナ禍もあってマスクをつけていた娘。
元妻の実家の畑らしき場所。
元々、元妻は自身の父との折り合い悪く、娘が生まれてからはほとんど帰ることもなかったため、
娘にとっては慣れない場所。
娘にとっては慣れない親族。
ピースはしているものの、目元が全く笑ってない、マスクしてても分かる暗い表情。
3歳って、こんなに暗い顔できるんだなと思ったのをよく覚えています。
いなくなった翌日。月曜。
保育園に直接行きました。
園には事情が伝わっているのか。
そこが気掛かりでしたので。
娘の送迎は6〜7割は私でしたので、園の先生ともよく話していたのですが、
玄関先に着くと
保「okonomiyakiさん、おはようございます!あれ、今日は娘ちゃんはお休みですか?わざわざお越しに来られなくても、お電話で良かったのに。娘ちゃん、ご病気ですか?」
と私を見かけた担任の保育士が聞いてきました。
…あ、何も伝わってないのか…
計画的に家を出ておきながら、周りに与える影響は無配慮だったのが非常に腹立たしかったのをよく覚えています。
園の先生に「妻が娘を連れて勝手に家を出ました。おそらく義実家(本州外)にいるでしょうから、もうこの園にも登園出来ないと思います」と伝えました。
その15分後に妻から『娘が病気になったので、今週は休ませます』と園に連絡が入りました。
私の話と全く違ったので、先生も驚いてすぐに私に事実確認をしにきてくれました。
その日から、園ではちょうどクラス写真の販売が始まり、娘がいないのに写真を買い、娘がいないのにお金を払いにまた園に行く、というのをやりました。
支払いで行った際、クラスのお友だちから
「あ!娘ちゃんのパパだ!娘ちゃんいつ来るの!?早く一緒に遊びたいの!!」
と聞かれて、泣きそうになりました。
所謂、連れ去り。
仮に私が娘や妻に精神的·経済的含めてDVをしてたのなら、それは正当性も分かります。
しかし、仕事が終わっても20時まで帰宅禁止、18時30分以降の娘との関わり禁止、気に入らないと家から締め出される、娘の前でクズだの使えないだの父批難をして、当時2歳の娘が「ママ、パパと仲良くして」と怒るなどヤラれていたのはこっち。
急に娘と会えなくなったのは私だけではありません。
私の両親や兄弟、園の友だちや先生など。
せめて、秘密裏だろうと、園にはちゃんとお別れをさせてから出てってほしかった。
誰もが悲しい気持ちを受けた。
唯一喜んでるのは、嫌いな配偶者と離れてウキウキしてる妻だけ。
今となっては、父子生活になりましたが、喪失体験は未だに爪痕を残していると実感してます。
「性格の不一致」だけで離婚するのは、一度考え直せるような社会になってほしいです。