先日、テレビで あさま山荘事件の特集をやっていましたね。

すぐにこの映画を思い出して、iTunesでレンタルしました。

確かこれは夫が凄く見たがって、私は無理矢理連れて行かれた。。。と記憶してます真顔 映画館は私たちより少し上の世代の方々が多かったです。
有楽町にある映画館の通路には、当時の生々しい新聞記事とかが貼られていて、それらを食い入るように見ていらした。

あさま山荘事件、私は生まれてたわよ。
それが何か?(`・ω・´)あん?


ただ、小学生だったので

どのチャンネルも同じニュースばっかりだなー、
何か大変な事件みたいだなー

って、その程度の記憶です。

何年後かに、学校か子供会か何かのバス旅行で、山荘の前を通ったとき「これが あさま山荘事件の舞台になった建物です」って言われたけど、ほぇーって反応しかありませんでした。

この映画を見た後も、結局 彼らの思想は理解できず(というか難し過ぎてちんぷんかんぷん)感情移入も出来ず、ただ愚かなことをやらかしたもんだ、と思うばかり。

でも、総括と言う名のリンチのシーンは、残酷極まりなく、直視できませんでした。

これは映画だけど実際に起こったこと、実際はもっと残酷であっただろう、と想像するのも辛かった。


確かに彼らのやったことは常軌を逸してるけど、今の若者にこの熱意(?)はあるかしら? 
彼等は 自分たちで国を動かそうとしていて、動かせると信じていたんですよね。国のためになのか、思想のためなのか、私にはさっぱりわかりません。


救いのない映画でしたが、山荘の人質(管理人の奥様)を気遣う連合赤軍のメンバーの態度には、何故だかホッとしました。


思想のためなら人を殺していいのか、盗みを働いていいのか、って考えるのは間違ってます?


いい大学を出てても、やってることはチンピラじゃん。




この映画、たしか3時間くらいある長い映画です。この当時のことを知ってる人も知らない人も、見る価値ありです。

ずっしりと重たい映画です。