1 治療薬とその適応について誤っているのはどれか。
a ブシラミン    ―ループス腎炎
b バレニクリン    ―喫煙
c チアラミド    ―アスピリン喘息
d マジンドール    ―高度肥満


2  以下の各「センター」の根拠法について正しいのはどれか。
a 医療安全支援センター        ―医師法
b 医療事故調査支援センター    ―刑事訴訟法
c 母子健康包括支援センター    ―母子保健法
d 市町村保健センター        ―地域保健法
e 老人介護支援センター        ―介護保険法
f 地域包括支援センター        ―地域保健法


3  以下の各制度と根拠法について正しいのはどれか。
a 地域医療構想            ―介護保険法
b 地域包括ケアシステム        ―医療介護確保促進法
c 造血幹細胞移植            ―臓器移植法
d 死産届            ―戸籍法
e 出生届            ―戸籍法


4  以下の各制度と根拠法について正しいのはどれか。
a がん検診            ―健康増進法
b 一般健康診断            ―健康増進法
c 妊婦健康診査            ―健康増進法
d 特定健康診査            ―健康増進法
e 未成年者の飲酒禁止        ―健康増進法


5  以下の各制度と根拠法について正しいのはどれか。(ただし、選択肢の「心神喪失者」は、心神喪失の状態で重大な他害を行い、地方裁判所にて医療機関への入院が決定した者であるとする。)
a 心神喪失者の退院        ―精神保健福祉法
b 心神喪失者の退院        ―刑事訴訟法
c 育児休業給付金            ―育児介護休業法
d 予防接種事故の救済        ―感染症法
e 保険薬局            ―医療保険法


6  民法で定められている医師の義務を2つ選べ。
a 応召義務
b 守秘義務
c 善管注意義務
d 顛末報告義務
e 処方箋交付義務


7  エボラ出血熱とデング熱に関し、誤っているものを2つ選べ。
a エボラ出血熱は1類感染症である。
b デング熱は4類感染症である。
c エボラ出血熱はネッタイシマカが媒介する。
d デング熱はヒトスジシマカが媒介する。
e 2014年、日本国内でエボラ出血熱が流行した。
f デング熱は再興感染症である。



8  抗精神病薬の副作用として正しいのはどれか。
a パーキンソニズム
b アカラシア
c 体重減少
d 低プロラクチン血症


9  単独で上昇した時にセミノーマを疑うのはどれか。
a AFP
b HCG
c LDH
d CA125
e CA153

10 二次性肥満の原因でないのはどれか。
a インスリノーマ
b クッシング症候群
c 抗精神病薬の副作用
d 悪液質
e Prader-Willi症候群



解答解説
1:a
馴染みの薄い薬を集めて選択肢に提示した。ブシラミン(113A43→ブシラミン腎障害)はループス腎炎ではなく関節リウマチの薬である。チアラミドは塩基性NSAIDsで酸性NSAIDsはアスピリン喘息には無効なので注意。

c
aの医療安全支援センター及びbの医療事故調査支援センターは医療法にて規定される。母子保健包括支援センターは母子保健法にて規定される。老人介護支援センターは老人福祉法にて規定される。地域包括支援センターは介護保険法にて規定される。

e
abをひっくり返すと正文となる。造血幹細胞移植は「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」が、死産届は「死産届書、死産証書及び死胎検案書に関する省令」という長い名前の法律が対応している。届け出は父(×父母)なので注意。

a
すべて健康増進法が対応しそうであるが、一般健康診断は「労働安全衛生法」、「妊婦健康診査は母子保健法」、特定健康診査は「高齢者医療確保法」、未成年者の飲酒禁止は「未成年者飲酒禁止法」にて規定される。

e
心神喪失者の退院については医療観察法の規定に基づいて審査される。育児休業給付「金」については雇用保険にて規定される。予防接種事故は予防接種法にて規定される。保険薬局は医薬品医療機器等法ではなく医療保険法で規定。

cd
民法では医師の業務は準委任契約と解され、善管注意義務と顛末報告義務の2つが課せられるとされる。(107G2、QB予想問題)

ce
エボラ出血熱とデング熱は混同しやすいので作問した。エボラ出血熱は意外にも蚊が媒介するのではなく、コウモリなどが媒介動物である。2014年に日本で流行したのはデング熱である。その際に徹底した蚊の駆除が行われたが、エボラ出血熱に対しては無効である。

a
bはアカラシアではなくアカシジアである。アカラシアは食道疾患で全く無関係。抗精神病薬に食欲増進の効果があり、二次性肥満が起こる。高プロラクチン血症により乳汁分泌がおこる。

c
セミノーマは精巣腫瘍で最も高頻度で、LDHが上昇した際はセミノーマを疑う。予後は良好で精巣摘除の後BEP療法による化学療法を行うが、その際エトポシド白血病(→治療関連白血病、AMLが多い)に注意する。
(YN腎「精巣腫瘍」参照)

d
症候学の問題。肥満のうち二次性肥満は10%程度であり、原因疾患の治療に治る可能性がある。悪液質は癌による栄養失調のことで、出題基準に含まれているのでチェックする。