外因反応型
ボンフェッファーが提唱。脳以外の身体疾患によっておこる精神障害の総称(症状精神病)で、共通の症状が現れると考えた。意識障害・錯乱・幻覚などが出現する。
内分泌症候群
ブロイラーが提唱。内分泌疾患を基礎とした精神障害で、意欲・気分の変化、三大欲求の異常がみられると考えられた。
産後精神病
産後早期から急速に発症し、意識障害、幻覚妄想、抑うつ、精神運動興奮を呈する。予後良好で短期間で消退することが多い。
ペラグラ
ニコチン酸(Vit.B3)の不足によっておこり、Diarrhea(下痢)・Dermatitis(皮膚炎)・Dimentia(認知機能低下)の"3D"を呈する。
Wernicke脳症
Vit.B1の不足によっておこり、意識障害・歩行障害・眼球運動障害を呈する。"WErnicke"(Walk, Wake up, Eye)で覚える。
頭部MRIで第三・第四脳室・中脳水道の高信号が見られる。Vit.B1を補充しないとKorsakoff症候群に移行する。
Korsakoff症候群
見当識障害・健忘・作話が見られる。"KorSakoff"(Kentoushiki, Kenbou, Sakuwa)で覚える。
まとめ:Vit.B1欠乏はWernicke脳症、Vit.B3欠乏はペラグラ、Vit.B12欠乏は亜急性連合性脊髄変性症をきたす。
病的酩酊
少量でも異常な興奮をきたすもの。質的な異常。意識障害がある点が複雑酩酊と異なる。脳器質的疾患が背景にあることが多い。
複雑酩酊
いわゆる酒乱。量的な異常。興奮状態となり粗暴行為に至る。
参考文献:
現代臨床精神医学 改訂第12版, 大熊輝雄 原著, 金原出版株式会社
イヤーノート2019 内科・外科編 岡庭豊 ら編, メディックメディア