1  咳喘息について誤っているものはどれか。
a 喘鳴を伴わない
b 4週以上の慢性咳嗽が持続する
c β2刺激薬が有効である
d 気道の閉塞を認めない


2  肺胞微石症について誤っているものはどれか。
a シュウ酸カルシウムが沈着する
b 常染色体劣性遺伝である
c 胸部レントゲン写真でsand stormを認める
d 対症療法を行う


3 赤血球の形態的異常について誤っているものはどれか。
a 環状鉄芽球        ―MDS
b Heinz小体        ―G6PD欠損症
c Heinz小体        ―内臓心房錯位症候群
d Howell-Jolly小体    ―脾摘
e Howell-Jolly小体    ―巨赤芽球性貧血


4  突然死を起こす心疾患はどれか。3つ選べ。
a LQTS
b Brugada S.
c AR
d AS


5 IABPの禁忌はどれか。
a AR
b AS
c MR
d MS


6  ビタミンの摂取と臨床への影響で誤っているのはどれか。
a ビタミンB2    ―尿の黄変
b ビタミンB6    ―イソニアジドによる効果の増強
c ビタミンC    ―尿検査の偽陽性増加
d ビタミンE    ―摂取不足で溶血性貧血


7  虫垂炎の身体所見ではないのはどれか。
a Blumberg sign
b Romberg sign
c Rovsing sign
d Rosenstein sign


8 進行胃癌の病型で最も多いのはどれか。
a 1型
b 2型
c 3型
d 4型


9  コレステロール塞栓について誤っているのはどれか。
a 網状皮斑を認める
b blue toe sydromeを認める
c 補体が上昇する
d 好酸球が上昇する
d 確定診断のために生検を行う必要がある


10  頭蓋底骨折について誤っているのはどれか。2つ選べ
a 髄液鼻漏はテステープで調べる
b 骨折の修復を速やかに行う
c 髄液鼻漏に対し鼻腔タンポンを装着する
d 抗菌薬の予防的投与を行う
e 気脳症に対し髄液ドレナージを行う


解答解説

1:b
出題基準から。慢性咳嗽の定義は8週以上である。咳喘息は気道の閉塞を認めないため、喘鳴を伴わない。

2:a
肺胞微石症で沈着するのはシュウ酸カルシウムではなくリン酸カルシウムである。シュウ酸カルシウムは尿路結石の原因である。

3:c
きわめて難問。内臓心房錯位症候群でHowell-Jolly小体を認める。
(YN血液参照)

4:abd
Brugada症候群はV1~V3でcoved型またはSaddleback型の波形(左心電図)が見られ、LQTSとともにICD植込みが適用となる。

5:a
基本事項。IABPの禁忌はARである。TAVIの適応はASなので混同しないようにする。

6:b
必修を意識して作問。イソニアジドはビタミンB6の作用を減弱させる。栄養ドリンクで尿の色が濃くなるのはbの減少が原因。

7:b
各徴候がどのような徴候であったか確認しておく。

8:c
基本事項。進行胃癌は3型が最も多い。大腸癌は2型が多い。

9:c
コレステロール塞栓によって末梢で補体の浪費が行われた結果、補体の低下が起こる。アレルギー反応により、好酸球が上昇するのが特徴的。特異的治療法はない。(YN腎「コレステロール塞栓」参照)

10:bc
頭蓋底骨折に対する外科的修復はあまり行わない。髄液鼻漏に対しタンポンを詰めると、感染の原因になるので避けるべきであるとされている。