1  RI内服療法で誤っているのはどれか。
a 123I    ―甲状腺癌
b 89Sr    ―転移性骨腫瘍
c 90Y    ―悪性リンパ腫
d 223Ra    ―骨転移を伴う前立腺癌


2  過活動膀胱の治療薬はどれか。2つ選べ。
a α阻害薬
b PDE-5阻害薬
c 抗コリン薬
d β3刺激薬


3 咽頭癌の合併症について誤っているのはどれか。
a 上咽頭癌    ―EBV
b 上咽頭癌    ―滲出性中耳炎
c 中咽頭癌    ―HPV
d 下咽頭癌    ―HSV
e 下咽頭癌    ―Plummer Vinson S.


4  精神科で用いられる薬剤の副作用について誤っているのはどれか。
a 抗精神病薬    ―アカシジア
b ラモトリギン    ―薬疹
c オランザピン    ―低血糖
d リチウム    ―腎性尿崩症
e バルプロ酸    ―二分脊椎


5  前立腺癌の治療薬のうち、SBMAに効果があることが確認されたのはどれか。
a 125I
b リュープロレリン
c エンザルタミド
d ドセタキセル


6  SBMAについて誤っているのはどれか。
a 別名はKAS(Kennedy-Alter-Sung Syndrome)という。
b 常染色体優性遺伝である。
c アンドロゲン受容体遺伝子に異常がある。
d 舌委縮をきたす。
e 女性化乳房をきたす。


7  存在しないのはどれか。
a 抗Ma抗体
b 抗Ri抗体
c 抗Hu抗体
d 抗Ne抗体
e 抗Yo抗体


8  妊娠30週の妊婦に用いることができる薬はどれか。3つ選べ。
a タミフル
b レボフロキサシン
c ニフェジピン
d プロピルチオウラシル
e エルゴメトリン


9  検査と治療の組み合わせとして誤っているのはどれか。
a 5-S-CD                ―悪性黒色腫
b SMRP(可溶性メソテリン関連蛋白)    ―肺胞蛋白症
c gomori-trichrome染色            ―ミトコンドリア脳筋症
d IVUS(血管内超音波検査)        ―急性冠症候群
e EUS-FNAB(超音波内視鏡下穿刺吸引生検)    ―GIST


10  アトピー喘息の治療薬として最も有効なものはどれか。
a 吸入ステロイド薬
b アドレナリン皮下注射
c 抗ヒスタミン薬
d β2刺激薬





解答解説
1:a
内服による放射線治療は少数であり、選択肢に挙げたものでほぼすべてであると思われる。甲状腺癌に対しては123Iではなく131Iを投与する。

2:cd
抗コリン薬は尿閉の原因となり、選択するのに勇気が必要だが、膀胱の過活動が原因なので治療薬として用いることができる。

3:d
咽頭癌の原因について選択肢のものを覚えておく。Plummer Vinson症候群は嚥下困難や下咽頭癌など意外な合併症が多い。
(RB耳鼻咽喉科参照)

4:c
オランザピンによって高血糖が起こるため、糖尿病には禁忌とされる。ラモトリギンによる薬疹は重症になることで救急では有名である。

5:b
新出題基準から作問。
SBMAはアンドロゲン受容体遺伝子に異常があり、LHRHアゴニストのリュープロレリンを用いることができる。
(YN神経「球脊髄性筋萎縮症」参照)

6:b
SBMAは伴性劣性遺伝である。舌委縮をきたすことが特徴的である。
(YN神経「球脊髄性筋萎縮症」参照)

7:d
d以外はすべて癌性ニューロパチーの自己抗体である。癌性ニューロパチーは肺小細胞癌などに併発するニューロパチーで、いくつかの抗体が知られている。(YN神経「癌性ニューロパチー」参照)

8:acd
妊婦はインフルエンザに罹患しやすく、その際はタミフルを使うことが許される。レボフロキサシン(ニューキノロン系)は禁忌。エルゴメトリンは弛緩出血にのみ適応がある。

9:b
あまり馴染みのない検査について選択肢にまとめた。IVUSは左上画像のようなもの。
SMRP(可溶性メソテリン関連蛋白)は石綿肺の検査マーカーとして実用化 。

10:c
出題基準から。アトピー喘息に対しては抗ヒスタミン薬が用いられる。咳喘息との対比に注意。