シュープ

統合失調症における病勢増悪期。

多軸診断

DSM-Ⅲで設けられた。
Ⅰ軸ー精神疾患、Ⅱ軸ー人格障害・発達障害、Ⅲ軸ー身体疾患、Ⅳ軸ー環境的問題、Ⅴ軸ーGAF評価

脳器質精神症候群
脳の器質的異常により起こり、後の認知機能障害にあたるもの。意識障害を除く全般的な脳機能の障害。記憶障害、見当識障害など。

宣言的記憶
長期記憶の一つ。宣言的記憶=意味記憶(言語・社会的常識など)+エピソード記憶(個人の生活史・思い出など)
非宣言的記憶=技能記憶(自転車の乗り方など)+プライミング(一度ちらっと見たもの)
コメント:暗記法などでもエピソード記憶の活用が勧められている。

既視体験deja vu 未視体験jamais vu
初めてみるものを既に見たことがあるように感じること、
今まで見たことが無いように感じること。てんかんの側頭葉発作で見られる。
コメント:dejaは副詞「既に」 vuはvoirの過去分詞。「既に見たもの」という意味になる。
jamaisは副詞「決して~ない」から、「まだ見たことのないもの」

表象
頭の中に思い浮かべるもの。イメージ。知覚と対比される。

錯覚
実在するものを誤って知覚すること。幻覚と対比される。
不注意錯覚、感動錯覚、パレイドリアなどがある。

感動錯覚
暗い道を一人で歩いていると、木々が人影に見えるような錯覚。

域外幻覚
通常は知覚困難なものが幻覚として見える。自分の背後が見えるなど。

エクボム症候群
皮膚寄生虫妄想。ICD-10では器質性幻覚症に含められている。

平衡覚幻覚
体が傾いているように感じる幻覚。

運動幻覚
手足が動いていないのに動いているように感じる幻覚。

機能性幻覚
水道から水が流れる音などと同時に悪口を言う声が聞こえるなど、
ある知覚と並行して起こる幻覚。

反射幻覚
時計の音を聞いて幻視が起こるなど、ある知覚に伴って、他の感覚器の幻覚を生じること。

虚無妄想(否定妄想)
この世は生きるに値しない、一切がむなしいとする妄想

コメント:もはや悟りではないか?

永遠妄想
自分は永遠の苦しみに置かれ、死ぬことすらできないという妄想。

語唱
同じ言葉を節をつけて読経のように無意味に繰り返すこと。

音連合
語の意味よりも語の持つ音に注意が向けられ、音韻の類似で関連付けを行う状態。
コメント:ひたすらダジャレを言っている状態。

ミスマッチ陰性電位
特殊な脳波所見の一つ。読書など何らかの課題を与えた際の電位波形を調べる。
統合失調症で振幅減少が見られ、バイオマーカーになるのではないかと言われている。

脳磁図
脳内の磁界変動をとらえるもので脳深部の活動を正確にとらえることができるとされる。

コメント:名古屋大学でこの検査をしているそうです。

 

現代臨床精神医学 改訂第12版, 大熊輝雄 原著, 金原出版株式会社