いつからだろう?
「うん」以外の悠の声を聞かなくなったのわ

そんな思いを頭に巡らせながら過ごして来た
8年目の冬。

ラインのメッセージが悠から入った
珍しく時間を作ってほしいなんて

悠は昨日家に居たっけ?
うん?
この前いつ話しただろう。

もう最近は彼の事を考えない様にしていたのかもしれない

第一子は誰しも初めて体験する子育てとなる
だからこそ親も手探りで
何かまずい事があったのかもしれない

それでも一生懸命だったことだけは
胸を張って言えるだろう

次男が生まれても彼の様子が変わる事がなかったと
記憶している

妹が生まれても・・・・

そう彼はとても優しかった、

やぱっりいつからだろう
彼の声を聴かなくなったのは

何が正解で何がダメだったのか
教えてはくれないの?

でも教えてもらっても
やはりショックかな、、

約束の時間に彼の待つ
カフェに行った

悠の横に笑顔が素敵な女の子が座っている
彼女?
え?
何?

何があったの?

でも、こういう時にまだ
私を頼ってくれるんだ

久しぶりだね
頼ってくれるんだ

と思い少し恐々でも嬉しく
悠の前に座った

すごく素敵な子を彼女にしたのね
悠の笑顔を久しぶりに見た
悠の声を久しぶりに聞いた
悠はこんなにおしゃべりだったのね
悠は昔こんなに元気だったよね
悠、何年ぶり?


ただただ私に合わせたかった
素敵な彼女を

まだ、私に合わせたいと思ってくれるんだ
まだ、そんな風に思ってくれるのね

なのにごめんね
悠をちゃんと見れてなくて
悠をちゃんとわかってなくて

だから
だから
声を聴けなくなったの?


こんな素敵な子がそばに居てくれる
一人の24歳の男性に
悠はなってたんだ

悠。
ありがとう
悠をまた笑顔にしてくれて
笑顔の悠にあわせてくれて

もう悠を笑顔にするのは
私の仕事では無いんだね

少しだけ安心
少しだけ寂しい

でも嬉しい
ありがとう

涙が止まらない

ねぇ
いつか
悠が父親になったら
私に親の通信表を下さい。

待ってます。
答え合わせがしてみたい。