40歳手前で前十字靭帯断裂と診断されたら

40歳手前で前十字靭帯断裂と診断されたら

40歳手前で前十字靭帯断裂したことに関するあれこれを備忘録として。そして誰かの役に立てば幸いです。

理学療法4回目。
4回目を迎えるまでに、自宅でやるべき運動は概ね固まっていた。
これまでに習った運動を毎日全部やると約90分かかる上、後半に行う種目は疲労で正しい姿勢を保てなくなる。そのため、AIに全種目を入力して
・毎日やるもの
・Aパターン(月、水、金) 
・Bパターン(火、木、土)
に分割した。日曜日は完全休養。


【毎日やるもの】
可動域&ケア(約5分)
*  タオル潰し(左20回 / 右20回)5秒キープ
*  膝の屈曲(10回)抱え込んで曲げる
*  ボール・ハムストリングカール(左25回 / 右25回)
*  腿裏ストレッチ
*  脹脛ストレッチ

【Aパターン】股関節・お尻・体幹(月・水・金)
*  クラムシェル(左25回 / 右25回 ×2〜3)
*  逆クラムシェル(左25回 / 右25回 ×2〜3)
*  レッグリフト(横向き)(左20回 / 右20回 ×3)
*  ボール・リバースクランチ(15回 ×3)
*  ボール・ショルダースタンド(5回 ×3)

【Bパターン】脚全体・腿裏・ふくらはぎ(火・木・土)
*  レッグリフト(仰向け)(左20回 / 右20回 ×3)
*  レッグリフト(うつ伏せ)(左20回 / 右20回 ×3)
*  片足ヒップリフト5回(3秒キープ ×3)
*  チューブ・ニーエクステンション((左10回 / 右10回 ×3))
*  カーフレイズ(30回 ×3)
*  膝が前に出ないようにするスクワット(20回 ×3)


運動後になかなかの疲労感を覚える。うっすら筋肉痛を感じるが、膝が痛みや腫れが生じることもないので、回数・セット数はちょうどよいと思われる。
靱帯の切れている右足の筋力が落ちていることから、左右で行う運動は右の回数を左よりも多く設定した方がよいかと思ったが、PTさんいわく同回数で問題ないとのこと。

4回目の理学療法では上記メニューに含まれる運動をいくつか行い、新規メニューの追加はなかったが、正しい姿勢の保ち方、動かすスピード、意識すべき筋肉など、細かく指示が入る。自宅で行うのとPTさんの監督下で行うので疲労の仕方、疲労する部位が若干異なっているのはよくない。いくつかのメニューは2週間以上続けており、少し雑になっていたようだ。
「丁寧に」やることが大事。

そろそろ松葉杖を卒業したいと思っていたのだが、聞いてみると松葉杖の卒業は受傷後6~8週に様子を見て判断とのこと。
ということは来週状態が良ければ卒業?
そんな希望を持ちながら4回目の理学療法が終了。

理学療法3回目。
病院の受付から運動療法を行う台に向かう途中から早くも担当の理学療法士(PT)さんの観察が始まっている。
松葉杖(1本)で歩いている際に、前十字靭帯の断裂した右足が軽く曲がっているのが気になるとのこと。伸ばしにくいのか聞かれたが、全くの無意識で伸ばしにくいわけでもない。変な癖が定着しきる前に、足を伸ばすことに意識して歩くようにする。

これまでの理学療法でも担当PTさんの観察力には驚かされる。これが標準的な理学療法士クオリティなのだろうか。

これまで理学療法同様に、まずは右膝の可動域をチェック。前回は130°まで曲げられることが明らかになったが、今回からは分度器で角度を計測することなく、とにかく「痛くなる手前まで」曲げることとなった。
もう少しで負傷していない左膝と同様に曲げられそうだが、やはり最後の部分で膝の中心部か裏側で「詰まる」ような感覚がある。これはいずれ解消されるのだろうか。とりあえず可動域の回復状況は経過良好のようだ。

続いて各種運動療法を行うが、バリエーションが増えていく。
以下①~⑧は前回までに行ったもの、⑨以降が今回新しく追加されたもの。名称はAIなどで調べて、適当と思われるものをチョイスしたので不正確かもしれない。

①タオル潰し:長座の姿勢で膝下に丸めたタオルを挟み、大腿四頭筋に力を入れることでタオルを潰す。
②レッグリフト(仰向け):膝を伸ばしたまま足を30センチを上げて3秒維持して下げる。片足ずつ行う。
③レッグリフト(横向き):膝を伸ばしたまま足を30センチを上げて3秒維持して下げる。片足ずつ行う。
④レッグリフト(うつ伏せ):膝を伸ばしたまま足を30センチを上げて3秒維持して下げる。片足ずつ行う。
⑤クラムシェル:横向きに寝て両膝を軽く曲げた状態から、足先は揃えたまま上側の足を開く。
⑥ヒップリフト:仰向けに寝て膝を立てた後、お尻を持ち上げて、膝の皿から胸までを一直線にする。3秒維持してからお尻を下げる。
⑦寸止めスクワット:椅子に腰かけてから膝に手をついて立ち上がる直前まで行う。
⑧膝曲げ伸ばし:仰向けに寝て、右膝を伸ばしたまま足を上げ、膝裏に手を添えて、自重に任せて右膝を曲げる。
⑨ボール・リバースクランチ:仰向けに寝てピラティスボールを両膝の間に挟む。そこから両膝を曲げて膝を胸に引きつける。
⑩ボール・ハムストリングカール:うつ伏せに寝た状態で膝を曲げて腿裏にピラティスボールを挟み、さらに膝を曲げてボールを潰す。
⑪ボール・ショルダースタンド:仰向けに寝て足首でピラティスボールを挟み、胸から足先まで天井に向けて一直線になるように下半身を持ち上げる。
⑫片足ヒップリフト:上記⑥を片足を上げて、地面に残った片足だけで行う。
⑬カーフレイズ:台の横に両足で立って手をついた状態でかかとを浮かせる。
⑭膝が前に出ないようにするスクワット:膝の前に椅子や台を置くことで膝が前に出ない状態にしてスクワットを行う。スキージャンプの助走の姿勢をイメージ
⑮チューブ・ニーエクステンション:椅子に座り、トレーニングチューブを右の足首と左側にある椅子の足に引っかけて、右膝を伸ばす。
⑯逆クラムシェル:横向きに寝て両膝を軽く曲げた状態から、両膝をつけたまま踵を上げる。

以上。⑫は⑥の上位互換なのでダブルカウントしなくてもよいかもしれないが、それにしても種類が多い。できる運動は増えていくのは良い傾向だし、靱帯を断裂しているのだから、これくらいのメニューで膝を周辺の強化は必要なのかもしれない。
これに加えて腿裏のストレッチを必要だ。

とにかくできることは全部やろう・・・
帰宅してすぐにピラティスボールとトレーニングチューブをAmazonで購入する。

2回目の理学療法。
膝の調子を聞かれたのち、「リハビリテーション総合実施計画書」なるものの説明が唐突に開始される。

それは現在の怪我状況やリハビリの目標、治療内容をA4一枚にまとめたもので、医師と理学療法士で作成の上、患者である自分と共有するものであるとのこと。

左上に「算定病名 右膝前十字靭帯損傷」と書かれている。文字列にしても痛々しい。なお、「損傷」には完全断裂も含まれる。

現在の状況として、これまでの診察や理学療法の結果を踏まえて、
☑疼痛
☑関節可動域制限
☑筋力低下
といった形で✓が入っている。

「活動目標」には屋内移動や屋外移動、公共交通機関利用、食事など、全ての項目を「自立」にて行うことと記載されている。
そのとおり。1日も早く実現したい。

そして、「参加目標」として
☑趣味・スポーツ(サッカー)
と書かれている。

診断時に再びサッカーをしたい旨を述べたので、それが反映されているだけだが、視覚的に目標が提示されると気が引き締まる。

そしてこれらの目標に対する具体的なアプローチとして
「膝アライメント修正」
「股関節、膝関節補強」
「再発予防のための動作修正」
とある。

「膝アライメント修正」とは太腿と脛の位置関係や体重のかかり方、骨や関節のバランスを修正することで痛みを減らし、再発を防止する方法とのこと。
再発予防のための動作修正も是非是非是非お願いしたい。

話を聞きながら、医師と理学療法士が共同で作成していることがよく理解でき、安心感を覚える。診察する人、リハビリする人という分業体制に見えたが、きちんと共同で自分に向き合ってくれているようだ。

計画書の説明が終わると、運動療法に移る。

まずは右膝の可動域の確認から。
痛みが出る直前まで曲げてみる。記録は130°で「結構いけますね!」とは理学療法士(PT)さんの言葉。
前回の理学療法では90°まで曲げて戻す運動を行なったが、今後は130°を曲げて戻す運動にレベルアップ。
数字として回復が認められると意欲が高まる。

その後、前回行った運動(以下①②)に、さらに種類を増やして太腿や臀部を鍛える。
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①タオル潰し。
②仰向けに寝て膝を伸ばしたまま足を30センチを上げて3秒維持して下げる。
③横向きに寝て膝を伸ばしたまま・・・同上
④うつ伏せになり膝を伸ばしたまま・・・同上
⑤横向きに寝て両膝を軽く曲げた状態から、上側の足を開く。(クラムシェルという名称の動きらしい)
⑥仰向けに寝て膝を無理なく立てた後、お尻を持ち上げて、膝の皿から胸までを一直線にし、3秒維持して尻を下げる。
⑦椅子に腰かけてから膝に手をついて立ち上がる動作を、椅子から尻が離れる直前まで行う。
⑧仰向けに寝て、右膝を伸ばしたまま足を上げ、膝裏に手を添えて、自重で右膝を痛みを感じる前まで曲げる。
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⑦は説明を聞いた段階で、これがトレーニングになるものかと疑念を持ったが、実践してみると太腿に効いていることがわかる。
膝を伸ばした状態で太腿に力を入れることと同様に、膝を曲げた状態で太腿に力を入れることも重要とのこと。

⑥を行っている際のPTさんの指摘に驚いた。
自分でも全くの無意識だったが、下半身に力を込める際、地面をつかむように足の指に力が入る癖があるとのこと。これが何を意味するのか。
足の指を握るように力が入ると、足首と脹脛の柔軟性とクッションが失われる。走っている最中にも同様の状態であるとすれば、強く踏み込んだ際に地面からの反作用の多くを膝で受けることになる。つまり、この癖も前十字靭帯断裂の一因だった。これも再発防止のための動作修正の対象となる。

理学療法の度に回復を実感できていることも喜ばしいが、PTさんの観察力と明解な解説に基づいて身体科学的に負傷の原因が明らかになることも理学療法に臨む意欲を高める。

トレーニングに続いて、右足への荷重の話へ。
前回は松葉杖を2本使うことで右足には体重の1/3、自分の場合は18~19kg以下の体重をかからないようにするよう指示された。体重計で計測すると、自分の感覚として足を地面に着けるだけで簡単に1/3荷重に達してしまう。
今回から2/3荷重がOKとなり、体重計を見ながら2/3荷重を体験すると、大幅に通常の歩行に近づく感覚がある。前回の理学療法以前はこれくらい体重をかけていたかもしれない・・・

松葉杖は1本に減らす許可も出た。
2本を継続する選択肢もあったが、片手が空くことで日常生活(扉の開け閉め、バスの乗降、コンビニでの買い物などなど)の自由度が大幅に向上する。迷わず1本にすることを宣言。

受傷から約1か月。膝の可動域が広がり、通常の歩行にも少しづつ近づいている。
これからも引き続き、筋力トレーニングとストレッチに励むこととする。
週1回の理学療法が待ち遠しく感じるようになってきた。