「今世紀でもっともおもしろい民族といえば日本人ではないかとおもう。ヨーロッパ人のみに参加の能力があるとされていた産業革命にらくらくと乗り、明治維新という、ある意味ではフランス革命よりも劇的で、結果として手ぎわのいい革命をやってのけ、その後しばしば戦争をし、ついに世界中を相手に棒ちぎれの戦争をやり、負けてからはじめて世界はなにかということを知った。その後、ユダヤ人になったかと思われるほどの功利主義精神を発展させ、いわゆる国力を伸張させた。日本人のどういう能力と精神がこれを駆っているのか、われわれがたとえ日本人でなくても関心をもつべき好課題であるのに、偶然われわれはこの民族と国家に属している。次の世界像を予測してゆくには、われわれは自分自身を知らねばならない。(昭和43年9月)
引用: 無題「ドキュメント日本人」として新潮文庫 司馬遼太郎が考えたこと4 司馬遼太郎著
wikipedia:
・・・・・・・・・・アメリカの株価が1万ドルを割り、引きずられるように日本の株価も暴落して、世界大恐慌
の再来を予感させるような事態です。
一方で昨日はノーベル賞でも最も高位とされる「物理学賞」を三人もの日本人が同時に受賞し、日本人
の底力を見せてくれました。
芸能界では、「緒方 拳」が逝き われわれは名優をまたひとり失いました。
故人となった司馬遼太郎氏が もし仮にノーベル賞を受賞するとしたら「文学賞」ではな
く むしろ他のどういう受賞が相応しいだろうか?
・・・と司馬遼太郎ファンのわたしは つい考えたりしちゃいます。
(もっとも・・・司馬遼太郎(本名:福田定一)はもう故人ですし、そもそもありえない事でしょうが・・・)
司馬遼太郎の俯瞰した20世紀を過ぎ、ついうかうかと21世紀を迎えてしまったわれわれ日本
人は自分達日本人をどのように知ろうとし、どのような世界を予測できるのでしょうか・・・・・・
秋・・・・・・・・・驟雨の日本列島です。