婚活パーティーで知り合った大久保さんと3回目のデート。休日にランチに行きました。


大久保さんは、「日曜日になると、明日仕事行くことを考えてつらくなる」と言っていたのを覚えています。なかなかストレスのある職業のようです。一般的に知られているように、休日も少なく、給料も控えめのようでした。


定食を食べた後、私だけデザートを頼みました。男ですが甘いものは好きです。食べてみるか尋ねると、どうしようかなと言ってトイレに行って返答をごまかしていました。


会計時、私は自分が食べた額+αの数千円を払い、のこりのはした金を大久保さんに払ってもらおうとすると、一瞬時が止まったのを感じました。

これはやってしまったなと気づきました。



婚活パーティーでのカップリング特典で映画のチケットももらっていたため、この日のデートの後に映画の予定を決めたのですが、当日ドタキャンされ、その後は忙しいと言われ、フェードアウトし、これで大久保さんと会うのは最後となりました。




学生時代、好きだった人とデートに行くと全額自分が払っていました。また、今の自分であれば、「仕事がつらいなら自分が稼ぐから働かなくていい」と言うでしょう。



私は結局、大久保さんを好きにはなれていなかったということです。恋愛と結婚は違う、最初に好きになりすぎても結婚したら冷めてしまうかもしれない。私はアラサーになっても交際経験はありませんでしたが、付き合う相手とは最初から結婚までを想定していました。だから好きになれなくても妥協し、心を許せる相手であれば良いと思っていました。


今の境遇になって思うのは、好きになった人と付き合って結婚すべきだということです。好きになっても恋に盲目にならず、相手との関係を冷静に見つめることは必要であると思っています。