余計なものを外す、という選択



不調があると、 

私たちはつい 

「何が足りないのか?」 

「どう対処すればいいのか?」 

を考えがちです。 


原因を探し、対策を組み立て、 

正しく向き合おうとする。 

それ自体は、間違いではありません。

 ……けれど最近、 

まったく逆の感覚に触れる場面が続いています。


先日、 

小川陽吉さんが開発された

 「ウズメコイル」という 

周波数装置の発表会に立ち会いました。







会場となったのはシャンティドーム。

この空間を作られたのは

治療家の長尾さんです。


身体だけでなく、

環境や空間を含めた 

あらゆる「場」を整えるリトリート。 

そうした活動を

長尾さんは「マニカ」と名付けておられます。 


もともとは整体院の名前ですが、

今ではセッションや農業など

活動は多岐にわたっています。 


その名前の由来を聞いて

とても印象に残りました。 

「……いつのまにか良くなっている……」 

その“まにか”から来ているそうです。 


困ったことに対して

何かを足す。 

何かで覆う。 

何かを頑張らせる。 


それが正解のように思えても

実はそうではなく、 

余計なものが外れた結果、 

気づいたら戻っている。 


ウズメコイルが目指しているところも

もしかしたら 

そこなのかもしれません。 


対策を組み立てる装置ではなく、 

対策そのものを 

必要としなくなる状態へ戻すための道具。 


力が抜け、 

呼吸が変わり、 

意識が静かになる。 


「治そう」としなくても

「整えよう」としなくても、

 もう始まっている回復。


 これは

「生き方」や「選択」を 

問われる場面とも重なります。 


問題に対して必死に答えを探すより、 

心身を削っていた原因を一つずつ外していく。 


足すのではなく、 

外す。 

頑張るのではなく、 

戻る。


そういう回復のかたちも

確かに存在する。 

そうした気づきを受け止めながら

ウズメコイルを手にしつつ、 

ただ静かに「起こる出来事」を 

今は観察しているところです。


(言葉にしすぎないことも、また大切な選択かも…)