みなさん、こんばんは。

管理人のおっくーです。

 

本日は貨物時刻表入手&撮影のため出かけました。

早速、簡単にダイヤ改正による運用の変遷を見ていきましょう。

原則、中京圏を走行する機関車を中心に記載します。以下の記事をお読みになる際は以下(あ)、(い)の点をご了承いただければと思います。

(あ)貨物時刻表の内容に準拠する形での記載となるため、詳しくは書きません。貨物時刻表を購入されるなど、詳しくは読者の皆さんでお調べください。

(い)以下の記事は仕業数に準じて記載するため、実走行距離には準じておりません。

 

 まずは、今回のダイヤ改正ポイントを見ていきましょう。

 今日実際に撮影に行かれた方、貨物時刻表を購入された方には耳タコになってしまいますが、中京地区はがっつりテコ入れが図られた感じです。

EH200が中央西線で運用開始、新たに仕業番号高A251~A253(石油2往復、春日井貨物)が設定されました。この運用に用いる機関車の送り込みと返却ですが、南松本で中央東線運用車と取り換えるのか、無動力回送(5091レで送り込み、5090レで返却)を用いるのかわかりません。今後の運用の回し方に注目です。

EF510の名古屋圏運用が拡大し、美濃赤坂支線、中央本線名古屋~多治見でも運用されるようになりました。白ホキに加えて赤ホキ(5783-5782を除く)も担当します。

トヨタロングパスエクスプレス1往復(昼行便)が臨時化され、これに伴い1555レと1554レが廃止(厳密には単機回送列車へ変更)されました。半導体不足やコロナの影響でトヨタでの自動車生産が不安定であることに対応したものと思われます。

EF64の名古屋タ定期乗り入れがなくなりました(←これ結構重要)。今後、あおなみ線へは代走発生時しか走らなくなります。

●DF200の仕業整理が行われ、1運用がDD200に置き換えられました(厳密には、8075レを単機牽引に変更し、その復路である2088レをDD200単独牽引に改めた形です)。これにより、DF200の重連は見られなくなりました。

 

前置きが長くなりましたが、各機関車の改正後の運用を見ていきましょう。

①EF210

 (岡山)仕業数→前年比+2(吹田)仕業数→前年比+11(新鶴見)仕業数→前年比+7

 東海道・山陽本線運用を中心に3機関区の間での持ち替えが発生しています。吹田所属機はEF65(四国島内運用)、EF66、EF67の置き換え、新鶴見所属機はEF64、EF65(関東運用)、EF66、EH200平坦線区運用一部を置き換えた結果大幅に仕業数が増加しています。スーパーレールカーゴを除く専用ブロックトレインは全18本(うち臨時2本)のうち、新鶴見所属機が上下12本(福山2往復、トヨロン2往復全て、西濃2往復)担当、吹田所属機が上下6本(福山2往復、西濃1往復)を担当し、岡山所属機は担当0となりました。


 

②吹田EF66

 仕業数→前年比-11(大幅減)

 中京圏運用を新鶴見EF210と富山EF510に置き換えられた結果、仕業数は大幅に減少しました。昨年の改正では(丸鮫が全機落ちた割には)仕業数はそこまで減りませんでしたが、本改正で大鉈を振るわれた感じです(尤も、昨年改正でも長距離運用は減らされていましたが)。おまけに東海道本線東京方面~名古屋・大阪方面の長距離列車が8往復から5往復にまで減らされました。一方でEF65との仕業トレードも行われ、隅田川シャトルと高崎線2081-2080レをEF65から移管し、前改正まで担当していたクリーンかわさき号がEF65に変更されています。中京圏では3075レしか撮影可能時間帯に来る列車がなく、順光条件下でEF66を撮影することがほぼ不可能となりました。

 

③新鶴見EF65

 仕業数→前年比-4(微減)

 まず、5087レはそのまま据え置きとなりました。四国島内運用の終了が発表されたにも関わらず関西運用を残したのは、ハンドル訓練のためだと思われます(近車・川重・日車甲種やシキ回送で当面EF65を使うため)。尤も、関西に行く必要性は薄れたため必要に応じて桃代走がかけられることは覚悟しておいた方が良さそうです。

 仕業面では、新A901~A903仕業が通常仕業に組み込まれています。使用列車については前改正とほぼ変わっていませんが、隅田川シャトル1往復と高崎線2081-2080レがEF66に、前改正でEH200と異種重連を組んでいた8097レを含む仕業が新鶴見EF210に置き換えられています。一方で、吹田EF210から東北本線石油返空1本とEF66からクリーンかわさき号をもらっています。米タンとOM入出場については今後の動向に注目です。結果として、関西運用から-3仕業、関東運用から-1仕業の4仕業減で落ち着いた格好です。

 甲種やシキ回送といった臨時列車ではまだまだ活躍を見せてくれそうです。​

 

④愛知EF64

 仕業数→前年比-8(大幅減)

 ただでさえ昨年改正で大鉈を振るわれた形式ですが、今年もEF210、EH200、EF510による置き換えの対象となり中京圏中心の仕業は前年の半分に減らされました。重連運用2往復と中央西線コンテナ列車1往復、篠ノ井線単機回送1往復と北長野入換、稲沢~大府1往復というまるで引退末期とも言えそうな仕業設定です。おまけに冒頭でも書いた通り名古屋タへは行かなくなりました。「愛知に行けばロクヨンが気軽に撮影できる」時代は終わりました。もはや、EF65を撮るために5087レを狙うようにEF64を撮るために充当列車をピンポイントで狙わなければ撮影は難しいでしょう。

 伯備線については後継機がいないのでそのまま据え置きです。

 

⑤富山EF510

 仕業数→前年比+6(増加)

 4084レで来名してから岐阜タシャトル、多治見貨物、名古屋タシャトル、赤ホキ、白ホキという名古屋ご当地列車をがっつり担当してから北陸方面へ帰る仕業設定がなされ、名古屋でEF510を撮影できる機会が倍増しました(正直、EF510が好きな管理人にとっては朗報です。この際撮り潰ししようかと思案中です)。また、吹田EF210との重単も設定されています。

 

⑥高機EH200

 仕業数→従来運用は-1(微減)、稲沢運用は+3(新設)。トータルでは+2(微増)

 改正前から言われていた通り、中央西線運用が新設され、新たに高A251~A253仕業が与えられました。内訳は石油2往復と春日井貨物です。仕業表では起点が稲沢なので、稲沢運用充当機を東海道線経由で送り込むのではないかと思っていますが今後の動向に注目します。

 

 国鉄機が運用を縮小する一方で運用される機関車形式が増えたことにより、撮影は面白くなるのではないかというのが個人的な感想です。