みなさん、こんばんは。

管理人のおっくーです。

 

前回とは打って変わって、JR貨物が保有するディーゼル機関車各形式の仕業変化について見ていきましょう。2回に分けて実施します。今回はみんな大好き、DD51&DE10です。

過去の記事を読んでくださった方には耳タコのように聞こえるかもしれませんが、一鉄道ファンの勝手な予想です。日本貨物鉄道(株)には問い合わせないようにしてください。

 

①DD51

 

 国鉄時代に無煙化を目的としSLを置き換えるために開発されたDD51形式。SLを引退に追いやったとして新製当初からしばらくは相当嫌われたとか。しかし、大多数の機体が国鉄時代に余剰廃車されているため、意外と記録されていない形式だったりします。ベテランの撮り鉄さんに話を聞くと、DD51を撮影していたら怒られた、とか(別に写真を撮る上で最低限の常識とマナーを守っているのならどの車両を撮ろうが個人の自由です)。そんな形式でも、引退が近くなると撮影に来るファンが多くなるのです(特に改正前は葬式鉄が湧きそうです)。なんというか、勝手ですよね…。それなら第一線で活躍している時こそ撮影すれば、と毎回思います。いずれは時代の流れに押されて廃車となる運命にある、それが「鉄道車両」です。管理人は「このときこんな車両が走っていたんだよ」という「後世に記録を残す」目的で撮り鉄をやっています(なので、最低限その車両だとわかればよいので、あまり光線状態や構図を気にしていない写真が多いです)。

 話が逸れましたね。では、今後の仕業変化について…、と言いたいところですが、残念ながら公式より2021年ダイヤ改正を以て定期運用から外れることが発表されました。改正以降はあくまでもDF200の代走要員として活躍できれば御の字と言ったところでしょう。現在担当の4仕業のうち、ざっくりですが愛A101~A103がDF200(or 非常に可能性は低いがDE10 or DD200)、愛A104がEF64に移管されるのではと推測します(一部列車の運用の流れに変化があるはず)。

 その他、休車となっている車両(825, 1802, 1804)については年度末に解体されるかもしれません…。せめて最後は撮影会などのイベントで送り出してあげたいところですが、このコロナ禍でそれも難しいでしょうね…。

 

②DE10(DE11)

 こちらも(無煙化促進を目的として)ローカル線や入換仕業に使用されてきたSLを置き換えるために登場したDE10(DE11)形式。入換作業はもとより、ローカル線や短区間の貨物列車・客車列車に使用できる万能機として数を減らしつつも活躍してきましたが、DD200やHD300の増備に伴いこちらも風前の灯火になろうとしています。現在、JR貨物では門司、岡山、愛知、新鶴見、仙台総合鉄道部、東新潟の6機関区に配置がありますが、全検が切れた機体から徐々に離脱中。動いていないものも多いです。ここでは各機関区所属車について見ていきます。なお、愛知以外は98%推測で書きますのであまりアテにしないでくださいね(笑)。

 

 管理人の予想:

〇門司→2020年秋で1560が岡山に転出。現時点で稼働機は3機、定期仕業は2020年改正で既に消滅している(管理人の勘違いで書いていました。訂正します)。今後もDD200が交検で愛知に帰省する間の代走要員・甲種輸送での使用にとどまるのではないかと思われる。

〇岡山→水島臨海運用や南福井入換、吹田機関区常駐はそのまま残るのではと予想。今年も仕業数は据え置きとなりそうである。水島臨海運用2仕業のうち1仕業がDD200化される可能性はあるが、それならそれで乗務員訓練が必要となるので来年1~3月の動きに注目する必要あり。1181がそろそろ離脱するものの、門司から1560をよこしたため入換動車2機体制は維持するはず。近車・川重甲種についても本改正では据え置かれると思われる。

〇愛知→DD200のお膝元である割に2020改正では変化がなかった愛知区であるが、今回こそは流石に置き換えがあるのではと予想。11月にDD200が名港工臨に充当されていること、稲沢入換に稲沢でダブついているDD200が使用されていることから、このどちらかが置き換えとなる可能性がある改正後の仕業数は2仕業と予想。四日市入換や日車甲種(豊川~西浜松、豊川~豊橋~笠寺)については据え置きと予想。大穴なのが、DD51が現在担当している仕業のうち1仕業程度をDE10に移管する可能性も(確率は限りなく低いが)否定はしていない。故障離脱した1165、検切れの1723については年度末を以て廃車か。

〇新鶴見→正直なところ、一番DD200化が進みそうな機関区。米タン、浜川崎入換、東芝甲種、総車甲種ともどもDD200化され、定期仕業消滅となる公算が高い(実際、現時点でも高頻度でDD200代走が発生しているため)。あくまでもDD200不在時の代走要員として残る、というのがオチだろう。DD200の差し替えが最も容易な機関区であり、送り込み・返却ともに1列車の無動力回送(送込→5090レ、返却→5091レ)で済むというのが置き換えに拍車をかけているのではないだろうか。定期仕業消滅となった場合、合理化を理由にDE11のみ残す可能性もあり、特に2両だけ稼働可能なDE10(1662, 1666)について、岡山 or 愛知への転属があるのかどうかも注目したい(流石にこの2機は検査期限が1~2年は残ってるので落とすことはないかと)。1726(+もしかしたら3509)については残念ながら稲沢で廃車・解体か。

〇仙台総合鉄道部→先陣を切ってDD200が進出した仙台区だが、意外とDE10の仕業が残っているのもまた事実。DD200化されるとすれば石巻線運用(仙貨A202)で、DE10が今度こそ石巻線から撤退する可能性がある(但し、あくまでもDD200常駐機がフルで活用できる場合のみ。交検で愛知に里帰りしている場合は当然代走)。しかし、定期運用消滅まではいかず、2~3仕業は残ると予想。候補としては宮城野入換と秋田貨物入換か(なにより無動指定列車設定の都合上DD200の手配が大変そうなので、まだ秋田地区には手を付けなさそうという勝手な考えである)。秋田港線運用については秋田臨海鉄道が事業廃止を発表しているため仕業として残るのか予想がしにくい。

〇東新潟→新潟タ入換と酒田港入換しか仕業が残っていない東新潟区。仕業数については2020改正から1仕業減の1仕業のみになるのではと予想。DD200化されるのならば、後者ではないかと考える(この場合、乗務員訓練の有無に要注目。前者の場合はすでに定期仕業があるのでただDD200受け持ち分を増やすだけ)。これは、酒田港入換に使用される常駐機の送り込みを自走で行っており、単機で160kmもの距離を走行するのであれば(現場サイド的に)DD200に変えてほしい仕業なのではという私見からである。焼島検測や新トラ入出場といった不定期仕業については据え置きと予想。

 

 管理人、コロナがある程度収まれば仙台DE10を撮影に行きたいです。。。