東京電力【9501】の株価が+13%と暴騰している。柏崎刈羽原発の再稼働が近いと報じられ、投機マネーが殺到した模様だ。

 

報道によると・・・

今週12日には国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が斎藤健経済産業相と面談し、柏崎刈羽原発の稼働に向けて妨げるものがないという認識を示し、再稼働を支援することに言及したことが伝わった。これを株価刺激材料とみなした短期資金が攻勢を続けている。
株式需給面では信用残は大幅に買い長ながら、日証金では貸株が融資を大きく上回り、直近貸借倍率は0.68倍となっている。

との事だ。他に材料は出ていないから、原因は投機マネーの思惑買いしかないようだ。時価総額1兆円超の大型株でイナゴタワーが起きるなんて珍しそうだが、東電に関しては例外。過去にも原発再稼働の話題が出る度に、イナゴタワーが起きていた。

 

だがIAEAに、日本の原発稼働をどうこうする権限など無いはずだ。また仮に再稼働が実現しても、業績に反映されるのは遥か先だ。という事で全く持って空虚な暴騰だ。週明けには暴落する可能性が高いから、空売りするのもありかもな・・・知らんけど。