本日、ファイズホールディングス (9325)の株価が+7.8%と急騰した。物流センター運営を手がける同社だが、最大顧客であるアマゾンが日本での拠点数を増やす事を宣言し、これが材料視された模様だ。

 

 

報道によると

アマゾンジャパン(東京都目黒区)がこの日、国内18カ所に配送拠点を新設すると発表した。これにより、700万点以上の商品の翌日配送が可能になるほか、新たに青森や長野、沖縄など10県で「置き配指定サービス」を利用できるようになるという。これを受け、アマゾンジャパンを主要顧客に持つファイズHDに今後の業容拡大を期待した思惑的な買いが向かったようだ。
※7/27の引け後のニュース。

とある。ところが実は、昨日26日の夜20時8分に、ヤフーニュースで同様の内容が報じられていた。朝に各社が追従するように報じていたが、調べた限りでは、ヤフニューなど数社が昨夜の段階で情報を報じていたのだ。そのわりに、本日の急騰は寄りから暴騰ではなく、段々と情報が伝わっていったような上昇だった。

一度目の天井を付けるまで朝10分以上掛かっているから、昨晩の段階から知っていた人間より、後追い勢の方が多かったのだろう。そして9時半頃に一旦落ちたものの、その後は午前引けにかけて再上昇している。この部分は、朝イチを避ける機関投資家の買いだと推測される。

 

いずれにせよ、昨晩のニュースを把握していれば、寄り突撃という単純な手法でも大きくプラスだった(前日終値726円、寄り741円、引け783円)。先日のすかいらーく値上げもそうだったが、かつてなら報道と同時に投機筋が殺到⇒旨味無し・・・であったと思われるような単純なニュースサイトの後追いでも、利ざやが取れるケースが散見される。

 

ロビンフッターが増えて、周回遅れで後追い買いするカモノネギな個人投資家が増えたのだろうか??知らんけど。