本日、大末建設【1814】が15%超の暴騰を見せた。来年のプライム市場移行を目指す上で条件を満たしていないが、それを改善すべく計画書を発表した事が原因だと見られる。

 

この師走、プライム市場移行のボーダーライン上にいる企業は、時価総額や株主数などの条件を満たすべく、様々な施策を発表している。大末建設もプライム市場を選択希望しているが、流通時価総額などが足りていないので、改善計画書を東証に出す事が不可欠とされている。その発表を15日引け後に出したのだが、その計画書が決算発表資料並にしっかり作り込まれているし「配当性向30%⇒50%へアップ」など、投資家の利益に直結する内容もあったことがウケたのだろう。

 

資料によると、今期末60円の配当を、来期移行100円⇒120円⇒140円と増配していく計画を上げている。現状の60円でも配当利回りが4.5%と高いので、余計に配当厨な投資家が群がったのだろう。

 

貸借銘柄なので空売りできるが、配当大幅アップ銘柄の上昇は暫く続く可能性もある(海運株がその典型例)。プライム市場に合格する気概が見られる企業だし、投信が断続的に買ってくる可能性もあるので、むしろ素直に高還元に乗る~暴落したら買いに行く方が良いかもね。