【妄想野球】女性声優リーグ・2024シーズン公式戦野球

 

さいたまエンジェルスのエース・水瀬いのり投手が完封で今季初勝利。

 

 

さいたまエンジェルス対舞浜リトルデビルス 第1回戦

 

エンジェルスの先発は、最近のネット界隈で物議を呼んでいる水瀬いのり投手。

リトルデビルスの先発は援護率が1.54とリーグ最下位で

とにかく味方打線が点を取ってくれないで有名な富田美憂投手。

 

予想通りの投手戦となったのだが、普段の様相とは違った。

 

 

まずはスタメン発表時。

 

スタジアムDJ「先発ピッチャー! 水瀬~~~!いのり~~~!背番号15!」

 

リトルデビルスファン共「ブ~~~!ブ~~~ブー

 

エンジェルスファン共「ブ~~~!!ブ~~~ブーブー

 

何故か味方であるエンジェルスファン共からもブーイングが・・・

 

 

そして初回の登板時。

 

スタジアムDJ「ピッチャー! 水瀬~~~!いのり~~~!

 

いのりちゃんの登場BGMがドーム内に流れる音符

『ときめきポポロン』チノちゃんバージョン

 

 

リトルデビルスファン共「ブ~~~ブー

 

エンジェルスファンA「ブ~~ブ~~~雷

 

エンジェルスファンB「ド~ヤコンガグード~ヤコンガグー

 

 

これを聞いたいのりちゃん

「・・・うるさいですね・・・・・」

いのりちゃんはリアルチノちゃんになり「うるさいですね」を披露すると、

マウンド上にてルーティンに入り、そして投球練習。

 

 

だが、ブーイングは収まらなかった。

 

1回表、リトルデビルスの攻撃。

 

ウグイス嬢「1回の表、リトルデビルスの攻撃は・・・

       1番・ショート、石見舞菜香!背番号6!」

 

リトルデビルス応援団「それでは~突撃コール3回から~!突撃!突撃!舞菜香!!」

 

リトルデビルスファン共

「突撃!突撃!舞菜香! 突撃!突撃!舞菜香! 突撃!突撃!舞菜香!」

 

 

と、その時、エンジェルスファン側からは・・・・・

 

いのりちゃんが投球をする度に「ブ~~~雷ブ~~~雷」の嵐。

 

中には「ド~ヤコンガ!ド~ヤコンガ!」と叫ぶエンジェルスファンも。

 

 

マウンド上のいのりちゃん

「チッ!(舌打ち) っせぇなアイツらえー

 

 

あまりのエンジェルスファン共の煩さに、リトルデビルスファン共もブチギレた。

 

レフトスタンドのホーム応援席とビジター席の境目。

いわゆる【38度線】では。。。

 

東京ドームの38度線はカオスである↓

・・・だがそこがいい。

 

 

エンジェルスファンA「ド~ヤコンガグーニヤリ ド~ヤコンガグーニヤリ

 

リトルデビルスファンA「お前らさっきからうっせんだよ! いのりん味方だろうがよ!」

 

エンジェルスファンB「うるせぇなぁ~万年最下位のクセによぉ炎

 

リトルデビルスファンB「こっちの攻撃中なんだからオメェら静かにしてろムカムカ

 

エンジェルスファンC「いのりんに彼氏いるっぽくてこっちも裏切られた気分なんじゃいえーん

 

 

・・・色んな想いがひしめき合っている外野席(レフトスタンド)だった。

 

 

試合が進むにつれてブーイングは少なくなっていった。

そして中盤以降は息をのむような投手戦に、

エンジェルスファン共もブーイングどころかいのりちゃんに声援を送るようになった。

(味方なんだからそれが普通なのだが)

 

 

ようやく点が入ったのは8回裏だった。

 

リトルデビルスのエース・富田美憂が、

先頭の2番・豊田萌絵のピッチャーゴロを1塁へ送球。

しかしこれが悪送球で無死1塁。

 

続く3番・伊藤美来がきっちりとバントを決めて1アウト2塁のチャンス。

4番・上田麗奈は痛烈な打球で三遊間を破るレフト前ヒット。

1アウト1・3塁のチャンスに、打席には5番・花澤香菜。

 

ドーム内にはざーさんの登場BGMが流れるルンルン

 

マウンド上・富田美憂の投じた120球目、決め球の高速スライダーが甘く入る。

それを見逃さなかったざーさん。

 

快音と共に放たれた打球は角度も良い感じでレフトへ舞い上がった。

打ったざーさんはほぼ確信して1塁へ向かって歩く。

 

・・・だがしかし、女性声優リーグでも昨季から導入された『飛ばないボール』の影響か、

打球は失速しレフト・山口愛がウォーニングゾーンで捕球。

それでも犠牲フライには十分で3塁ランナー・豊田萌絵がホームイン。

 

打ったざーさんは苦笑いを浮かべながら自軍ベンチへと引き下がり、

はにかみながらベンチでエンジェルスナインとハイタッチを交わすパーパー

花澤香菜「打った瞬間(スタンドに)いったと思ったんだけどなぁ^^;

      でも、次はしっかりスタンドインできるよう頑張りますグーおねがい

 

 

この犠牲フライが決勝点となり、1-0でエンジェルスが勝利。

 

水瀬いのり投手は9回まで投げ切り、今季初勝利を2安打完封(無四球)で飾った。

 

 

ヒロインインタビューは完封のいのりちゃんと決勝犠飛のざーさんかと思われたが、

両チームのファン共の感情を鑑みてざーさん1人となった。

 

ヒロインインタビューでのざーさん

「あの・・・最後になりますが・・・ブーイングは私たちエンジェルスの選手にとっても、

あまり良い気持ちにはならないですし、プレーもしずらいので・・・

できれば皆さん穏やかな気持ちで見守ってくれたらなぁと思います。」

 

この言葉で締めたざーさん。

 

これはまるで、2009年のロッテ西岡剛のヒーローインタビューを彷彿とさせるものだった。

 

 

ざーさんは通算1900安打達成!大台まであと100安打!

 

 

いのりちゃんは今回の勝利で通算99勝目!区切りまであと1勝となった!