Number-51-2012081616360000.jpg

久々の映画館。クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズ完結編(らしい)となる「ダークナイト・ライジング」。

バットマンシリーズにしては珍しくスケールが大きい作品だった。上映時間は長めだが、間延びするような感じはなかった。

バットマンの良いところは、一般的なアメリカン・アクション映画とは一線を画したような勧善懲悪でないところであると思う。ヒーローでありながら脆い部分も少なくなく、正義のヒーローである一方で非難の対象にもなり得る二律背反の姿こそが魅力なのだろう。

残念だったのは永遠のライバルであるジョーカーが出てこなかったことか。二人の関係はアンパンマンとバイキンマンのような切っても切れない関係にあると言えるだけに、チョイ役でもレギュラークラスに据えても悪くないとは思うのだが。