前記事:グッズ色々! 子どもの熱中症予防法、再確認だよ!!
その前:特に母乳育児中のママ!!意外にすぐ陥る熱中症・・・
に続けて、熱中症3連発。

じゃ、

熱中症で手遅れにならないようにするために、
どうしたら良いかというと・・・・。



結構、ちょっとしたことで、
周りの大人の対応を変えられるんじゃないかな?

って思うんですよ。


盲点、というか。


前記事で思い出していただいたのは、

校外学習の後、熱中症で亡くなった小1男子は、

行きも帰りも、何度も先生に訴えたにも関わらず、

保健室にも連れていってもらえず、

冷房のない教室に居続けさせられて、

適切な対処法が一切なされないままに亡くなった、

という事故でしたが、


では何故、何度も訴えたにも関わらず、
適切な対処は

行われなかったのか・・・という視点
で、

もう一度、丁寧に記事を読んでいったら・・・、

小1男児が熱中症で死亡 校外学習中に「疲れた」訴え
熱中症で小1死亡、校長「判断甘かった」 遺族に謝罪

あることに気付きました。



「途中で男児は「疲れた」と訴え、他の児童から遅れがちになったが、約20分の道のりを歩き続けた。」
「公園で30分ほど虫捕りや遊具遊びをした後、学校に戻る途中、男児は再び「疲れた」と訴えた。担任の女性教諭は男児と手をつなぎ、午前11時半ごろ学校に戻った。」

「男児のほか、女児3人が不調を訴え、1人は午後になって嘔吐(おうと)した。」

「今回の校外学習では、ほかにも3人の女子児童が体調不良を訴え、1人は保護者と一緒に早退したという。」


実は、他にも女の子が体調不良を訴えていたんですね。しかも、女子のうち一人は、保護者に連絡して迎えに来てもらって早退、という対応をしてるんです。

何故、女の子に対しては早退という対応ができたのに、

男児に対しては、何もしないままに手遅れになってしまったのだろう???って、引っかかったんです。


もちろん、帰着後20分で男児は緊急搬送されたから、女の子を早退させたのは、男児搬送の後だったのかもしれない。

状態が悪化する前に、
「念のため」という判断をしたのかもしれない。


でも、女子3人のうち一人は、嘔吐するまで学校にいたんだよね。

この対応の違いを生じさせたものが、地味に、大切なポイントなんじゃないかって思うんです。






たぶんね、この学校の先生たちは、
子どもたちが発する言葉に対して、
かなり丁寧に対応してたんじゃないかな?
って思われたんです。

担任の先生は、
男児の「疲れた」って言葉に対して、
心を込めて対応してるじゃないですか。

手を繋いで一緒に歩いてくれてるでしょ?
(「頑張れ、もうすぐ学校だ」などと、
 口先で励ますだけでなくて・・・・ね。)

学校に戻った後も、
教室内で放置ではなく、
見守っていたからこそ、

気を失って倒れる前に
「担任の女性教諭が男子児童の唇の色の異変に気づ」くことができたんだと思うの。



ということは・・・・。
もしかして・・・。

担任の先生は、この男児は純粋に疲れているだけだって思っていて、

熱中症でメゲてるとは、思わなかったってことなんじゃない?

熱中症の可能性に気付いてないからこそ、

保健室まで歩かせることよりも、

教室内に留まらせ、
「疲れ」が取れるのを待っていたんじゃないかな?



一方、早退した女の子は、もしかしたら、

自分で言ったのかもしれない。

「熱中症になったかも。」って。



1年生くらいだと、

男子よりも女子の方が、

圧倒的に語彙も豊富だし、

自分の身体の状態に対する感覚も鋭いから・・・。

(もちろん個人だもあるけど。)



つまり・・・・

男児の担任の先生は、

たぶん、ほんとに心優しく、

子どもの訴えに真摯に向き合ったからこそ、


「疲れた」という言葉を鵜呑みにし、

単に、疲れただけ、と判断しちゃったんじゃないかな。

「いや、疲れたと言ってるけど、

 疲れじゃなくて、だるさなんじゃないかな。

 熱中症でだるくなったんじゃないかな?」

っていう発想の転換ができたら違ったんだろうけど、


優しくて誠実な先生だったからこそ、

陥りがちな落とし穴
・・・・だったのかもしれない。



小学生って、

特に男子は、

驚くほど語彙が少なかったりするし、

特に、自分の身体の感覚について、

上手に説明できる子は少ないと思う。

(男子の場合は、中学生でも怪しい!!!!)


だからね、
熱中症で手遅れにならないよう、

私たち親がすべきことの一つは、

子どもに、こう教えておくことじゃないかな?


「夏の間は、疲れたな、気持が悪いなって思ったら、

 『疲れた』じゃなくて、

『気分が悪くなった』って、
先生に言ってね。

 熱中症かもしれないから。」


先生も、
「気分が悪くなった」って言われれば、

何でだろ?って原因を考えるよね?


でも、単に「疲れた」だと、

「もうちょっと頑張ろうよ」って励ますだけだったり、

逆に、
「怠けるな」ってイラっとすることもあるかもしれない。


もちろん、先生の側が、常に熱中症を疑うべしって方向で変わっていって欲しいっていう気持ちはあるけど、

でも、先生が変わるのを待ってるうちに我が子が死んでしまっては困るので、

まず、我が子に、適切な対応が期待できる言葉を教えることも大切なんじゃないかな。


ちなみにね、熱中症の子は顔が赤い等、
外見の変化が見られることもあるけど、

汗をかくこともなく、
変化の見えにくい体質の子もいるので、

外見が変わらないタイプの子は、特に、要注意だと思います。


この記事は、どんどんシェアしていただいて構いません。

一人でも多くの子どもが、

熱中症で悲しい事態にならないようにと、

お役立ていただければ、と思います。



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