昨日は、11月のお料理教室でした。
テーマは、「冬に備える ~ 身体を内側から温める」
沢山のご感想もいただきました。
その中に、
「給食の味がしました」という感想をお寄せくださった方がいらっしゃいました。
給食???
思わず、聞き返しました。
そして、
その答えに、さらにビックリ。
そのママさんの通ってた小学校(普通の公立)は、
給食にとても力を入れていて、
パンまで給食室で醗酵させて焼き上げるという、
こだわりの自治体だったそうです。
だから、給食がとても美味しかったって。
そして、
昨日のお料理教室でみんなで作ったお料理が、
その懐かしくて美味しかった給食の味がしたんですって。
美味しい思い出が蘇ったという、その言葉に、
グッと、揺さぶられてしまいました。
美味しいものを、
みんなと一緒に食べた思い出があるかどうか、
それは、
その人の幸せの絶対量と関わってくるような気がします。
食べるということは、
生きていくことの基本の一つだけど、
食べることが苦痛になっているひと、
食べることに無関心なひと、
少なくない気がしませんか?
そこまでいかなくとも、
食べることが楽しくなくなってしまったら、
とっても悲しいですよね。
そして、
食事を作ることがストレスになってしまうのも、
悲しい。
笑顔で作ったごはんを、
笑顔で食べてもらえたら嬉しいね。
そんなご飯作りのお手伝いがすることが、
私の願いです。
昨日の献立は、この12品。
秋の潤い は冬を乗り越える第一歩:冬至かぼちゃ
風邪の引き始めに:ネギ味噌ふろふき大根
カラダの芯から暖めて血液さらさら効果も:本場の納豆汁
不老長寿の秘薬?!:ピンクの菊の和え物2種
乾物を戻さず使う時短レシピ: 魔法の切干し・サラダ版
乾物を戻さず使う時短レシピ: 季節の簡単炊き込みご飯
出汁がら利用のエコおつまみ
山形からお取寄:ナチュラルな伝統スイーツ(おせんべいみたいな巨大かりんとう)
&無添加のお漬物(民田茄子の辛子漬、赤カブの甘酢漬、納豆の麹漬)
「野菜を食べてくれないので、参加しました!」という1才の男の子くん、
すごい勢いでモリモリ食べてましたよヽ(゚◇゚ )ノ
嬉しいですね。
隣に座ってた、こちらもまた、1才の女の子も、
手づかみでどんどん食べてました。
固いんじゃないなかな?って心配してた、
出汁ガラいりこで作ったおつまみも、
最後の1匹までポリポリしてました。
「もうすぐ仕事に復帰するので、
今、いろんな時短レシピを試しているんですが、
手早くできる料理というと洋食ばかりなので、
今日のような和食でも簡単にできるものがあると知ることができて、
とても勉強になりました。」
といってくださった方、
私と同じで、年度半ばからの復職なのですね。
「子どもには、ちゃんとしたものを作って食べさせたい」とおっしゃってましたよね。
それも、私と同じです。
一人暮らしで仕事に邁進していた頃、
私は本当に、不摂生の塊でした。
時間がないからと、
インスタントラーメンに「ふえるわかめ」をぶっこんで食べて終わり、みたいな日もありました。
でも、
どんなに忙しくても、今まさに、食べ物から身体を作り上げていく子どもには、
栄養がしっかりとれるもの、
味覚の基礎が育めるものを食べさせたいよね。
このお料理教室は、
私が母や祖母から引き継いだものを、
分刻みのワーキングマザー生活の中で生かしてきた経験を
まるごと注ぎ込んで作り上げてきたものです。
役立ててもらえて、
本当に、嬉しいですo(^-^)o
最後までお読みくださり、ありがとうございました。