長谷部先生のお話をもっと沢山の方に聴いてほしくて、
阿佐ヶ谷で開催している「お産とおっぱい・おしゃべり会」で、絵本講座を初めてから、
もう、4年か5年になります。
最初は、
長谷部先生の100冊リストのほとんどが、
「読んだことのない外国の絵本」だったことに驚き、
戸惑いました。
でも、
そのリストを元に、
ムスコの小学校入学を機に、
教室での読み聞かせ活動を始めたところ、
その威力を思い知らされたんです。
読み聞かせを担当した1回目は、
自分で選んだ、お気に入りの絵本を読みました。
結果は・・・・・、
思いっきり外しました・・・(^▽^;)
でもね、子どもたちは優しいから、
ちゃんと熱心に聴いてくれるのよ。
ただ、
「感想のある人!」との先生の問いかけに手を挙げてくれた子たちが、
なんだか、とんちんかんな感想を言ってくれるんで、
「????」って思ったのよね・・・。
そして、
先生が後日、子どもたちの感想をまとめて配布して下さったんだけど、
それ見たらね、愕然よ・・・・。
読んだ本の内容が、ほとんど理解されてないこと、
とんちんかんだったことが、
イヤというほど、突きつけられるような感想ばかりでした・・・。
ううむ・・・・・・・(T_T)。
それで、
私が担当する2回目の読み聞かせの時には、
長谷部先生の100冊リストから1冊選んで読んでみました。
昔話を、一つ。
そしたらね、
子どもたちが、
私の声に集中してくるのが手に取るようにわかるの。
吸い付いてくるように、聞き耳をたてるの。
一言も、聞き逃さないように、
絵本の隅々まで、
1本の草さえも、見逃すまいとするように、
子どもたちの視線が絵本に注がれてくるの。
クライマックスでは、
もう、やんやの大喝采。
子どもたちの反応の歴然たる違いに、度肝を抜かされました・・。
あの時の鮮烈な驚きが、
私の読み聞かせの原点です。
絵本というのは、
ここまで、
子どもたちを惹き付け、
興奮させ、
そして、
喜ばせることができるんだと。
初めて知りました。
そして、
今週は久しぶりに上の子のクラスでの読み聞かせがありました。
6年生になって、初めてかな、私が読むのは。
今回も、
やっぱり、
長谷部先生オススメの本から。
選んだのは、
「七羽のからす」。
グリム童話です。
呪いのためにカラスに変わってしまったお兄さんたちを、
末の妹が救わんと、
旅に出る、というお話です。
典型的な昔話のパターンで語られていく物語です。
おっと、ここで一旦UPします。
続きは、また後ほど・・・。