仕事が落ちつかない・・・、せっかく昨日からテンション高めにしてたのに~



最近は朝にしか帰れないなあ、と愚痴がでてしまうのは良くないな~



今日はもう寝ることしかできないので、しらべものをするかな



「寡黙でありながらも敏捷」ってどういうことだろ、ピピっと



寡黙(かもく)・・・口数の少ない・こと(さま) ふむふむ



敏捷(びんしょう)・・・すばしこい・こと(さま) なる



ておいおい、こんなことブログに・・・



書く意味あるのか(汗)



でも小さなことの



積み重ね



が大事



あ、


 くはあ、久しぶりに戻ってこれたあ。。。先週は横浜行ってから地獄のように忙しかった。ラジオの収録とか群馬とか、仕事は朝にしか終わらんし、ブログ書けんし、「雨」進まんし・・・・・・ぶつぶつ。



 まあ、いっかーーーーо(ж>▽<)y ☆


 

 うりゃあ、今日からまた気を取り直して頑張るぞお!くひゃひゃ



 

 MATSU~おめでとう!別マ買ったぜい!(←コメントしにいけよ(;^_^A


 

 ペン入れ俺もしてみたいぞ=(←まだまだ先・・・・・・)

 

 

 生まれて初めてかも!少女マンガをコミック単行本以外で買ったの。不思議と恥ずかしくも何ともなかったなあ。



 

 俺は有名になって、ちいビニに行くんだああああああああああああ!富士山のぼるんだああああああ!



 

 テーマ参加作品「雨」も次で最終話だ。少し笑いを入れるつもりが俺の悪い癖が出てしまったな、今回のは・・・・・・



 

 でも勝手に雄太が言うんだもん。瑞貴も真剣に聞いちゃうんだもん!しかも春泣くし・・・(ノ_-。)



 

 さあ、富士山のてっぺん目指して頑張るかあ!





 

 

 九月十日、目を覚ますと奈津は自分の体に違和感を感じた。呼吸が乱れ、体を動かそうにも感覚がない。わずかに感じる自分の呼吸が唯一の感覚だった。
「お兄ちゃん」
 奈津は今にも消えそうな声を出す。目を閉じて、一呼吸、そして、大きく息を吐く。大丈夫、大丈夫、奈津は自分に言い聞かせた。次第に手足の感覚が戻り、奈津は体を起こす。
「明日まではがんばってね」
 奈津は囁く。窓を見ると太陽の日差しが部屋を照らしていた。ため息をついて奈津は肩を落とした。
奈津のベッドの脇には小さなテレビ、そのテレビが置いてある台の下には本が数冊おいてある。奈津はその本の一冊をとって最後のページをめくった。そこには春の書いた奈津の絵が書いてある。奈津は絵に描いてある顔そっくりに笑顔をつくった。
「シオン元気かな」
 窓から見えるシオンを見る。おじぎしていたシオンがピンと奈津に向かって元気だよ、と言っているように感じた。
「あれ、昨日はおじぎしてたのにね、ふふふ、元気になったのかな」
 奈津はシオンに話しかけた。今にも枯れそうだったシオンは一生懸命耐えているように見えた。


「明日なつに会えるんだ」
 春は嬉しそうに母親に言った。昨日の出来事が嘘のように春の顔は明るかった。母親は少し安心する。
「でも、春・・・・・・」
 母親は次の言葉をためらった。残酷かもしれない。それでもと思い改めて春に言う。
「春、今日、昨日みたいな悪いことをしたら明日は奈津には会えないからね」
 春の顔が強張る。不安そうな顔をして春は下を向いた。
「うん、大丈夫。昨日はごめんなさい」
 母親は自分の言った事を少し後悔した。
「雄太君にきちんとゲーム返して謝るんだよ」
「はい」
「昨日はどうして・・・・・・」
 言いかけて母親は聞くのをやめた。春は下を向いたままだった。
「さあ、昨日の事は昨日の事。元気出して明日奈津に会おうね」
 春は頷いて窓の前に立った。
「お母さん、雨降らないね」
「そうね。きっと明日は降るわよ。春も奈津も一生懸命テルちゃん作ったもんね」
「うん、くらげ頑張れ」
 母親は春の言ったことに笑う。確かに逆さまに吊るされたてるてる坊主はクラゲの様だった。


 学校に着くと春は雄太のところへ行ってゲームを出した。
「雄太、昨日はごめんね。これ返すよ」
 雄太は笑って春を見る。
「俺の方こそムキになってごめん。ありがとう。そうだ、今日さ、俺も花に水やるよ。一緒に行っていいかな」
 春は「うん」と言って、雄太と一緒に中庭に行った。じょうろに水を汲んで二人は花に水をやる。後から瑞貴が来て三人で花壇の花に水をまいた。
「今日も元気だね」
 瑞貴は嬉しそうに言う。春も雄太も頷いた。


 春は空を見る。太陽の光が春を射す。手でその光を遮り、春は頼む。
「雨が降りますように」
 雄太と瑞貴が春を見る。春の顔は真剣そのものだった。普通なら雨など降って欲しくはないものだ。それでも雄太と瑞貴は春に続く。
「雨が降りますように」
 三人で手を合掌する。
 その様子を担任の先生が窓から見ていた。そして空を見る。三人は一体何をしているのだろうか。先生には分からない。しかし、先生は何故か心に温かいものを感じた。まるで昨日起きたことが夢だったような錯覚を覚える。

 放課後、春は足早に教室から出て行った。雄太と瑞貴も後を追うように出て行く。
「明日、なつに会えるんだ」
 春は叫ぶ。
「そうか、よかったね春」
 雄太が言う。
「なっちゃん、春君が来たら喜ぶね」
 瑞貴が言う。
「うん」
 春は嬉しそうに答えて思いっきり走った。息が切れるくらいに。全速力で。誰よりも早く。そしてひざまづいて、張り切り過ぎた自分を悔やんだ。
「はぁ、はあ。疲れた。もう走れ・・・・・・ないよ」
 後からきた雄太と瑞貴は春の姿を見て爆笑した。
「ははは、だっせぇなあ」
「春君、かっこ悪い」
 春は照れながら立ち上がり、よろよろと歩きだした。
「なーつ、なーつ」
 春がリズムをつけて言うと、雄太と瑞貴も一緒に言いだした。
「なーつ、なーつ、つーぎはあーき。あーき、あーき、つーぎはふーゆ。ふーゆ、ふーゆ、つーぎは・・・・・・」
 三人で声を揃える。
「はーる」
奈津に会う前に必ず春が歌う歌。雄太も瑞貴も一緒になって歌った。
「なあ、春、昨日、なんか言おうとしてたけどさあ、何?」
 雄太が春に問いかける。昨日、春が言いかけた事を雄太は気にしていたのだ。
「あ、うん。僕ね、実は雨を降らしたかったんだ。だから、嘘をついて、雄太とケンカして、いっぱい悪いことをしようと思ったんだ」
 雄太も瑞貴も雨が降ることと春の行動に合点がいかない。
「どうして悪いことをする必要があるの」
 瑞貴が言う。
「悪いことをすると雨が降るんだ。僕にもう悪さをしないようにって」
 雄太と瑞貴が首をかしげる。
「じゃあ、どうして今日は何もしなかったんだよ」
「悪いことしたのに今日は雨が降らなかったんだ。だから、悪いことをしても雨は降らない、いや、僕が雨をのぞんでいるなら雨さんは、それじゃあつまらないだろ。だからだめだったんだ。それに悪いことをやるとすごく苦しくてしょうがなかったんだ」
 雄太と瑞貴は春のこういうところが大好きだった。春はサンタも信じて疑わない。雄太と瑞貴は何かの絵本にそう書いてあったのかなと思って、春には何も言わなかった。
「じゃあどうするの」
瑞貴が言う。
「どうして雨なんか降ってほしいの」
 雄太が言う。春は空を見て答えた。
「わからない・・・・・・、でも、なつがふってほしいって言うから、ふらなきゃ、ふらせなきゃだめなんだ」
 三人の間に沈黙が続く。三人は考えていた、雨が降る方法を。そして、雄太が言う。
「じゃあ、ダンスパンダだな」
「えっ」
 春と瑞貴は声を揃えて雄太の顔を見る。
「なーんだ、二人とも知らないんだ。今すごい流行ってるアニメで出てくるんだよ。主人公の体が伸びたり縮んだりする『マングース』って言うアニメ。知らない?」
 勿論二人は知らなかった。
「マングース?」
「そう、マングースっていうラスボスを目指してジャングルを駆け巡る冒険モノなんだよ」
「ラスボスがアニメのタイトル・・・・・・」
瑞貴がぼそっと言う。
「体が伸びたり縮んだりって凄いな。何でできてるんだ?」
 春が興味深そうに雄太に聞く。
「イソプレン」
 雄太が自信なさそうに答える。
「えっ?イソプメン?」
 春が聞き返す。
「イソプレン、そいつのしゅせいぶんがイソプレンって言うらしい」
 雄太は春が知らないと思い強い口調で言った。
「・・・・・・ゴムじゃん」
 瑞貴が下を向いて呟いた。
「で、ダンスパンダって何だ」
 春が核心にせまる。
「あ、そうそう。悪いやつがさ、捕獲禁止の絶滅種、ダンスパンダを捕まえるんだ。そのパンダが吐く息は雲になって、やがて雨を降らすんだ。ただし、傘を持たせないと決して雲の息を吐くことはないんだ。なぜ悪いやつが捕まえたかってのはだな、雨が九十二日間降ってないオオイタっていう国があるんだけど、そこに連れて行って雨を降らせて英雄になろうと考えるんだよ」
「でも、大変だよね。ずっと雨が降ってないなら仕方ないんじゃないの?」
 瑞貴が話しについていく。雄太は瑞貴の問いかけに間を置きながら答える。
「それがな・・・・・・、死ぬんだよ、パンダ。雲を吐くと死んでしまうんだ」
「やだっ、パンダ死ぬんだったらダメだね」
「そうなんだよ。しかもそのダンスパンダは主人公の仲間でさあ。名前はチョップって言われてるんだけど、悪いやつに捕まえられてな、みんなで取り返そうって追いかけるんだよ。そしてオオイタって国で対決が始まるんだ」
「で、最終的にはどうなるの?」
 瑞貴が真剣な顔つきで聞く。
「降るよ、雨。国全体に虹色の雨が降り注ぐんだ」
「え・・・・・・、じゃあ、ダンスパンダは・・・・・・」
「そう、死んでしまうんだ。国のため、仲間のためにチョップは命を捧げる。そして、虹色の雨が降り注ぐと辺り一面に・・・・・・」
 雄太が春の異変に気づいて話しを止めた。
「どうしたんだよ、春」
「嫌だ、雨なんか降って欲しくない」
 春の目は真っ赤になって、やがて涙がこぼれ落ちた。瑞貴も雄太も言葉が出なかった。
「絶対に、ひっく、あめ、嫌だ。死なないんだ。ずっと一緒なんだ。だから、んぐっ、雨はふらなくていいから」
 泣きながら春は言う。ポツポツと春の涙がアスファルトを濡らす。ポツ、ポツ、ポツ・・・・・・春に誘われるようにポツポツと雨が降り始めた―――