熱帯夜 短冊に願い事を書くとしたら なんだろうなあって 寝ながらうつらうつらと考えていた。 小さいころから空想癖があって、今もかわっていない。 赤毛のアンちゃんのようなかわいらしいものではなくて、 もっと現実的な。 その空想のとおりいったためしはないけれど、 消極的な自分が少し力を得た気分で 今とは違った道を歩くことは、心がおどる時間だ。 熱帯夜に違う言葉をつかい、違う時間を生きる。