動物保護センターから家にきた
ふうちゃんも8歳になりました。

 

2か月の子猫のときは、元気いっぱいで
背中や肩に登られて
いつも傷だらけになりました。
 
8歳のふうちゃんは、
一日寝てばかりです。
おだやかな時間が流れていきます。
家族はふうちゃんに
幸せをもらっています。
 
それでも、ふうちゃんはどうなのかなと
ときどき考えます。
外の景色も風の心地よさも知らずに
寝てばかり。
 
こんな時でさえ、野良猫たちは
5分先の命の保障はないということ
なのです。