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来院予約時間になっても連絡ないので、電話すると「朝から全然動けない❗」「先生往診お願いします。」
自宅伺うと伏臥位で床の上長い間おられた。
全身あちこち皮下出血あり左肩が痛いと仰る。
良く観ると肩関節前方脱臼である。
上肢軸圧かけたり動かすと
疼痛増強する。
上腕骨頭は前方に位置し三角巾膨隆消失、肩峰突出の症状を呈する。
状態正格に説明後、この場合は挙上法で整復する。
整復後湿布テープと包帯で固定する。
日本全国では1年間に30,000人近くの方が肩関節脱臼を起こしていると云われます。
若い男性と高齢女性に多く、年齢で見た時の発症頻度は若い世代10-29歳(10万人あたり1年に約45人)と、先輩世代80-89歳(10万人あたり1年に約30人)にピークがあります。
私もこれ迄は若い世代が十数例で多く、年輩者は久しぶりです。
初回脱臼時には保存的療法を選択します。
整復後に三角巾で関節が動かないように3〜4週間固定します。