熱も冷気もなく都市のさいはてで いくら後悔しても ここではとり行われるどのような儀典もないから 天使が騒ぎ、哄笑する青空のなかで わたしは あなたの果てしない航海を許した わたしから離れていく あなたの声の湿度に光が重みを増し 美しい波の飛沫を 棄てきれずに ただ私は遅れていく いつまでも終わらない この有限なる遅延