毎年のこの時期は、沖縄から季節の便りが届きます。
ムーチーという、名古屋のウイロウに似た感じのお餅のお菓子。月桃の葉に包まれてとてもいい香り。
私は月桃の匂いがとても好きでスプレーも持っているくらいなのですが、うちなんちゅでも苦手な人もいるみたい。
沖縄に戻る夏休みにはこの葉で包まれた炊き込みご飯のおにぎりも、必ず食べます。
ムーチーは家族総出の季節のイベントなので、沖縄に住んでいる頃にはいろいろな方からたくさんいただきました。
糸島に移動した今でも毎年送ってくれるのは、オンラインクラスにもよく来てくれる幸枝ちゃん。
お母さま手作りのムーチーは、今までに食べた中でも断トツに好きな味。とても美味しいです。
ムーチーを作る頃は例年寒気が強まると言われ、その寒さのことを「ムーチーびーさー」と呼びます。
今頃は南の島も、一年で最も寒い日々が続いていますね。
冬来りなば春遠からじ
私はこの言葉が好きで、古人が言った東洋の言葉だと勝手に思い込んでいたのですが、実は最近イギリスの詩人シェリー氏の「西風に寄せる」の末尾の一文を訳したものだと知りました。
原文は以下です。
If Winter comes, can Spring be far behind ?
素敵に訳してあるなぁ。
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