最近映画のシーンやセリフをふと思い出すことが多いので、メモ的に綴っておきたい。
「ギルバート・グレイプ」から。
主演のジョニー・デップよりもこの映画で初めて見たレオナルド・ディカプリオの演技に衝撃を受けました。
好きな映画のひとつに挙げる人も多いだろう秀作だし、詳しい内容やクリティークはなしで。
個人的にツボなワンシーンのセリフです。
ギルバートは働いている食料店の常連客の人妻ベティと火遊びをしていました。
ある日町にやってきたおばあちゃんとロードトリップ中の少女ベッキーと出会い、親しくなっていくうちに彼女から願い事を聞かれたギルバートは「僕は、いい人になりたい」とシリアスに語り、ベティとの関係を終わらせます。
この会話はギルバートとベッキーがふたりでいる時に居なくなったベティについて交わされた会話の断片。
ベッキーが口にします。
Do you miss her?
Yes.
ベッキーの問いかけもギルバートの「うん。」という受け答えも、どちらもたまらないなぁ。
そしてこの後にベッキーはGoodと言ったと思う。映画を見直して確認したわけではないけれど。
それも素敵だ。
「ギルバート・グレイプ」の原題は"What's Eating Gilbert Grape"。
詩的なタイトルで、どう日本語に訳すのか難しいと思う。
主人公の名前だけにしたのは、タイトルから先入観というか、印象付けをしたくなかったのか。
決して小さくはない、多くの問題を抱えているグレイプ家の次男が、アイオワの眠るような田舎町でそこから逃げ出すこともできずに悶々としている。
そんな彼を喰っているのは何なのか?
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