黒い漆器が届きました。

 

家人が年初にオーダーし、時々制作の過程を知らせてくれる便りを受け取りながら、10ヶ月ほど楽しみに待った会津漆器です。

 

 

 

 

「めぐる」はよりよい社会づくりをめざすソーシャル・プロダクト。

その作品である漆器は「Dialog in the Dark/ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というエンターテイメントへの参加時に、視覚障害者のアテンダーたちとのコラボレーションによって生まれました。

 

Eテレ大好きな家人がドキュメンタリー番組を観て、彼が決心するには結構な値段であるその器がどうしても欲しくなり、十月十日

待つのを承知してオーダー。

 

番組では盲目の人たちが器を水平に置いているのかの判断が容易でないため、器の傾きが分かりやすく、中身をこぼしにくい安心して持てるデザインとして「水平」を紹介していたそうです。

 

我が家にやってきたのも、器の腰に水平の角がある「水平」です。

 

 

 

 

「Dialog in the Dark/ダイアログ・イン・ザ・ダーク」エンターテイメント」は1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案により始まりました。

 

「Dialog in the Dark/ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に関してはこちらから↓

 

 

純度100%の真っ暗闇(←この表現好きです)の中で、視覚を手放し、その他の感覚を拡張し研ぎ澄ませていく。

 

「めぐる」の会津漆器はそのプロジェクトの水先案内人を務める盲目のアテンダーたちと開発されたのだそう。

 

以下はサイトからそのまま紹介します。

 

視覚に頼らずに生きているが故に、ものの形や触覚を感じ取る優れた感性を持っているアテンドたち。 

そのアドバイスを元に、腕利きの会津­の漆器職人たちが1年間に渡って試作と改良を繰り返し、「めぐる」は生まれました。

 

 

 

木を削る作業から、出荷までの様子を知らせる葉書。

 

 

「Dialog in the Dark/ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というエンターテイメントのコンセプトもそうですが、「めぐる」の食器も、ヨーガの世界と重なる部分がとても大きいなと感じます。

 

以前食事瞑想を開催していました。

40分の誘導瞑想と、その後に昼食として無言で食事をいただく。

 

最初はシンプルな椀物と採食の一品に玄米ご飯、と考えていたのが私のマクロビの師匠が全面バックアップしてくれることになり、美味しい精進料理付きの瞑想会になったのですが。

 

食事がメインなのはいいのですが、彩りも鮮やかな食事でしたので、視覚から入る情報は多かったように思います。

 

この漆器でいただく食事も、まさに瞑想体験になることでしょう。

 

届いた器はただいま最後の仕上げとしての乾燥中で、年末辺りから使用できそうです。

 

 

 

器のために削り出した残りの木くずを添えてくれました。

 

 

 

 

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