今年初めから、東洋医学を学んでいます。
時々ブログに登場していただいている、私の身体を長年診てくれる神楽坂ホリスティック・クーラ主宰の石垣英俊先生。
石垣院長が考案したアラウンドセラピーというセルフケアプログラムは東洋医学をベースにした背骨の養生法です。
まず学んで知ったのは東洋医学には二つの意味があり、一般的には中国伝統医学が日本に伝わって独自に発展した「日本漢方」のことを示しますが、またアジア諸国の様々な伝統的な医学を意味することもあります。
世界三大伝統医学である中国医学、アーユルヴェーダ、ユナニ医学の他、韓医学にチベット医学なども東洋医学。
そういえば最近マインドフルネス瞑想講座で一緒だった人に東洋医学を勉強していますと言ったら、漢方ですか?と聞かれました。
この有名な五行図のイラストはベーシック講座の宿題の一つ。スタジオの壁に貼ってあります。
東洋医学を学ぶ上で覚えるべき基本の相性・相克関係図ですが、私はこのサイクル図が大好きになりました。
五行学説では森羅万象すべてのモノとコトを自然界の五つの基本物質に分類します。五行とはその木・火・土・金・水の性質が異なる物質が絶えず運動、変化しながら関わり合うこと。
東洋医学で重要な考え方のひとつである陰陽学説とセットで「陰陽五行」として論じられます。
自然界は対称的な2つの組合せで成り立っていて、互いに影響し合っているとみる考え方である陰陽学説。
ヨーガにも同じ考え方があり、面白いことに陰陽の概念は同じですが、定義は全く逆の解釈のものもあります。
例えば、右と左。
中医学の考えを取り入れているマクロビオティックの陰陽概念では右が陰、左が陽と教わりましたが、ヨーガ修道者としての理解では左(月)が陰で右(太陽)が陽です。
中医学では男性性は左、女性は右。
こういった陰陽の当てはめられ方として、正面である南に向いた時、太陽が昇る東側が左になり、沈む西が右にあるため、という説があります。
なぜ南が正面なのかは、「論語」に〝天子は南面する″とあり、皇帝や天皇は南を向いて君臨することからきていて、不動の北極星を中心としてそこから世界を見渡すため、北を背にして南を向く。よって南が正面という考え方なのだそう。
この左右と陰陽の関係は、ひな人形にも反映されているらしいのですが、結婚式の新郎新婦の座る位置って、どうでしたっけ。
今は文化や価値観も多様になっているので、時代とともに変化した解釈がいろいろありそうです。
私自身にとって、右と左はいずれも陰陽どちらの性質も持つもの。
そういった意味でも陰陽とは互いに相反し、時に入れ代るものなのだなというのは納得できます。
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