私のインド料理のお師匠であるプーナム先生は、今はアメリカに住んでいますが沖縄在住30年以上のインド人で、時々うちな~訛りの日本語が混じった英語を話します。

先生の子供たちも日本で生まれましたが、CoCo壱番屋のカレーが好きなのだと聞いたことがありました。

 

「沖縄料理が好きなのよ。」と言っていましたが、CoCo壱は沖縄料理ではないと思いますが(笑)。

 

でも確かにCoCo壱は沖縄で、日本人以外の人々にも人気です。

お店には制服の軍関係者たちのグループがよく居るし、駐車場にはYナンバー(軍関係者のプレートはYナンバー)がたくさんとまっています。

 

プーナム先生のクラスに一緒に参加したことのある私の生徒さんのお一人は、エアフォース所属のハッビーに習ったお料理を作ったら、「CoCoのカレーの方が美味しいね」、と言われたたそうです。

 

印度料理のカリーとは違う、日本のカレーのファンたちは、実は世界中に相当数いるのかも。

 

シャマイカンのハッビーがいるNY在住の私の親友は、日本のカレールーにココナッツミルクを足してシャマイカ風カリーを作るし、ふたりの子供たちもそのカレーが大好きです。

スキンダイビングのアジア記録保持者の篠宮龍三さんは、遠征先の滞在地でフランス人の選手たちと生活するときに、彼の作る自炊メニューで一番人気なのはカレーとシチューだと言ってました。

 

もちろん、日本のルーカレーかと思われます。

 

日本は少し前からスパイスカレーがブームで、どちらかといえばインド寄りになっています。私もここ10年くらいは印度料理ばかりで、日本のカレーはほとんど作っていません。

 

ですが、今年は素敵な本に出合って、野菜が美味しい伊都福岡で旬の野菜をたくさん使ったカリーのような、カレーとも違う、楽しく美味しいカレーをたくさん作っています。
 

 

 

柿と蓮根のカレー

 

 

阿部由紀奈さんの著書「野菜が主役 季節のカレー」。

彼女のレシピの素材は、ミョウガ、柿、蒟蒻、ヒジキ、味噌、酒粕、ローズマリーなど、見た感じカレーには繋がらないものばかり。

 

発想がとても豊かですが、阿部さんはあらゆる場所であらゆるカレーを作るというコンセプトの「流しのカレー屋」という活動もしていて、そんな中から生まれてきた創作なんだと思います。

 

スパイスは、ホールとパウダーを使って基本は印度料理なのですが、冷や汁風があったり、チゲ風なものもある、印度が溶け込んだ日本食のような、ダイバーシティーなレシピにあふれていて楽しいのです。

 

単行本の裏表紙にも掲載されているカレーですが、蒟蒻、蕪、それに檸檬をたっぷり使います。

 

糸島の蒟蒻がとても美味しいので、竜田揚げにしたり梅酢に漬けたりといろんな食べ方をしているんですが、カレーに入れるアイデアはありませんでした。

 

私のアレンジもプラスして、銀杏を入れて作りました。これ、竜田揚げにした蒟蒻で作っても美味しいと思います。

 

 

 

銀杏をプラスして、蕪、蒟蒻、檸檬のカレー。

 

 

お料理って、なんでもありなところが飽きないところなんですが、日本食って面白い。あなた色に染まります的な、他と妙に調和して変幻するところがあります。

 

もはや世界的な食事と化した寿司は、あの甘酸っぱい酢飯がいろんなものとマッチングします。

メキシコ料理のサルサを巻いてもよし、地中海料理のフムスをスプラウツと一緒に巻くのも美味しい。

 

ちなみに寿司を握るパートナーは、NYではどこに行っても人気者でした。

 

最近はスパイスを日常的に使ってお料理するのもごくごく普通になってきています。私は20年位前からブラックペッパーをお味噌汁に入れたりするのが好きでしたが、スパイスは料理の幅を広げます。

 

スパイス、そして印度料理の日本食融合化とでも言いたい(笑)。

 

日本食の中にある印度料理は酢飯とはまた違う立ち位置にありますが、国民食であるカレーとなった印度料理が今、ニューウェーブとなって日本食に新たな影響を与えている気がします。

 

 

 

ひよこ豆とヒジキのカレー。

トッピングしているのはクミンのガリ。

 

 

 

 

 

 

 

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