久しぶりに、名護まで行ってきました。
お目当ては毎年楽しみにしている露地ものパイナップルです。
ところで高速に乗ると必ず食べたいものがありまして。
伊芸サービスエリアの売店に置いてある、「月桃葉包みジューシー」。香り高いサンニン（月桃）の葉に包まれた沖縄の炊き込みご飯、"ジューシー"のおにぎりで、沖縄特産のターム（田芋）がたくさん入っているのです。
水田で育つタームは金武町が名産地で、このおにぎりもそこの「やんばる入口食品」が作っています。とのことなんですが、このお名前で検索しても、会社の存在は確認できず。もしかして金武町のJAなどのおばぁたちが手作りされているのでしょうか？
余談ですが、沖縄ではどっからヤンバルか？！の議論があちこちで持ち上がりますが、この会社は金武町辺りから、という認識なのでしょうか。名護の人はヤンバルは名護以北、と仰る方々も多いようですが。
ちなみに西原くらいから、との見解をお持ちの那覇在住の人も知っております。
この頃は恩納村の道の駅やうるま市のマーケットなど他でも見かけるようになりましたが、元祖はこちら。お味も出汁の旨みがしっかり効いていて美味しいように思います。
高速自動車道のサービスエリアでしか手に入らないので、沖縄で高速に乗ったらぜひお試しください（笑）。
名護湾は、荒れているのをほとんど見たことがありません。いつでものんびりと穏やかに広がっていて、海岸沿いを走るのは楽しい。昨日も良いお天気の中、渋滞も気にならずにドライブしながら目指すは初めて行く沖縄そばのお店「真打田仲そば」。
お洒落な外観。すでに満員で３組が列に待機。
メニューは沖縄そば、軟骨ソーキ、それに厚揚げの３種で他にご飯ものがあります。沖縄そば屋では定番のジューシー、または稲荷ずしではなく、サンピン茶（ジャスミン）で炊いたご飯の上に甘辛く煮た島豆腐が乗っかり、半分まで食べたらおソバのスープを入れるのがおススメだそう。
スープは伝統的なクリアなものと、同じ材料で異なる方法でとった白湯だしの２種類ありました。麺とスープはNYでも人気の九州ラーメン、一風堂で修行し、ミシュラン獲得のラーメン店を東京で営む宮崎千寿氏がプロデュースしているそうです。そう言われると、麺はラーメン的で、ガジュマルの木の灰汁を練り込んでる感じはなかったなぁ。。
チケットのベンダーもお洒落♡
三枚肉の沖縄そばはもう売り切れで、軟骨ソーキが食べられない私は厚揚げそばの白湯スープ、パートナーはソーキのクリアスープに島豆飯のセットメニューをいただきました。
お腹が満たされた後はいよいよ名護のJAへ。お休みと旧盆前ということもあってか、ものすごい人と、そして露地ものパイナップルの山がいくつもできています。
生産者さんのお名前が違うものを４つ選び、超高級ブランドパインのゴールドバレルもひとつ買いました。露地ものは美味しかったらまた買いにくる予定。
パイナップルは収穫まで３年かかるそうで、その間台風が来たらもうおしまい。ゴールドバレルはビニールハウスで栽培でしょうが、露地ものは気候に左右されやすく割に合わないので、作る農家も減っているそうです。
沖縄のいいもの。やはり季節に左右されるものもたくさんありますが、旬の美味しいものが出る時にはそれを楽しみたい。
移住者の多い沖縄は、先のおそば屋さんもそうだと思いますが、あちこちに根付いて新しい"沖縄のいいもの"を作っている人たちもたくさんいます。そのひとつである名護JAからすぐの、ユニークな美味しいパン屋さん、Pain de Kaito。もちろん寄りました。
今年は11周年だそう。相変わらずグレードが高く個性的なラインナップ。フリーでいただける珈琲も美味しいのです。
オキシャンティのサイトHPはこちらから。
